お知らせ・ブログ

救援要請と支援の方法をまとめてみました。

2016/04/24

おはようございます、本日の熊本は小雨交じりの曇り空。全国からのご支援に日々感謝するとともに、自分たちでできることを一つ一つやっていこうと。

乗り越えられない壁はない、その壁の先には・・・。

自己の心をコントロールすることができる好きな言葉で、この言葉にこれまでだいぶ救われてきました。そして今回の震災、これまでビジネスの中でこの言葉を意識することが多かったのですが、今この時自分たちの生活の中にも落とし込めるなと感じました。

まだまだ、大丈夫です。この壁の向こうには素晴らしい未来が待っています。

だけど一つストレスなのが、日々襲ってくる情報の波。情報ですから、いいものも悪いものもあるわけで、それらが勝手に耳に、目に入ってきます。無意識に、選別はしていますが、選別に漏れたどうでもいい情報がモチベーションを下げてしまいます。

この情報の波なんとかできないだろうか、そんなことを漠然と思っていたのですが、ものすごく簡単な方法に気づきました。

何も新しいことはなく、政治と一緒だなと。ただ扱うのはお金ではなく情報。政治では、税金を集めてそれを皆に平等に分配しますよね、使い道を考えて。

それを情報に置き換えるとどうでしょう。氾濫している情報を一旦集めて、それらを整理して、また発信していく。特に現在氾濫ぎみの情報は避難所からの救援要請と、支援の情報。この二つがマッチングすればベストだけど、うまくいっていない。

政治に置き換えたのは、避難所を小さな自治区として考えられないだろうかと思ったわけです。2人でも自治区となりえると思います。

要は、自治区ですらら区長が存在します。その区長がその上の組織へ情報を取りまとめて伝えます。そこで発信元と内容を整理し、適切な対処法を考え、支援の道筋を作っていく。

現在はこれがSNSを中心に、個々がバラバラにやっています。一応、身の回りの人々の求めとして、SNSを使える人が情報をアップしていますが、それを受け取る側もまた個々のSNSユーザー。市長ですらSNSで情報発信をしています、ただ彼も市長であれ個人です。スピードはあるけど、正確性や実効性が偏ってしまいます。個々では無駄が多いと思うのです。

先のやり方だと、正確性も公平な実効性も作れるのではと思うのですがいかがでしょう。区長さんは誰でもいいです。電話・メール・SNSなどの連絡手段さえ扱えれれば。得意分野に分かれて、2〜3人で一人の区長もあるでしょう。あるいは、中央組織から区長役の人を各避難所へ一定期間派遣するのもありだと思います。

人々にニーズを聞いて回る人、そのニーズを整理する人、そしてニーズを上にあげる人。この集まったニーズ(情報)を集約するのはやはり熊本県かあるいは、熊本市・益城町を中心とした広域組織。とにかく、集約・発信は一本に絞る。そこに知識・経験・技術をとことん注ぎ込む。プロフェッショナルが一人でというより、プロフェッショナルが束になってというイメージです。

<イメージ>
避難所(指定・無指定とわず)の区長を選抜あるいは、中央から区長を派遣。

その区長が、避難所のニーズを取りまとめ、中央へ発信。

同時に、支援者(物資など)の情報も中央にて受信・整理。支援者も自分たちが提供できることを中央に発信する、個別でのSNS発信はやめる。

受け取った中央組織は、救援要請と支援それぞれの情報をマッチングさせ、迅速かつ正確に活動開始。

避難所へ必要な支援が届いたら、その旨区長は中央へ報告。

こんな感じです。断片的にはそれぞれ今でもなされている内容ですが、一本筋を通すことが必要なんだと思います。

それぞれに、それぞれの事情があると思いますが、みんなで協力ということはこういうことだと思います。今回の震災を機に、小さな自治から、国へ至るまでの政治の流れも実感できています。今後の政治参加にも変化があるような気がします。

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くまモンのポスターに、「日本で一番強そうな県名だと自負しております」とあります。強い自治として、楽しい未来を目指します。

 

当たり前を感動に。

2016/03/10

寒の戻り

こんにちは、暖かくなったかと思えば急に冷え込んだり、温度変化の激しい今日この頃・・・。だからどうしたって感じなのですが、久しぶりに日本酒を仕入れてきました。ご近所だった酒屋さんが、ちょっと遠くへ新装引っ越されていて、お店も見てみたかったので。

綺麗にまとめられた店内にずらっと並ぶお酒たち。今日は新酒をと心に決めていっていたので、若女将に聞いてみました。「新酒はどこですか?」すると、「こっからここまでです。」と大きな冷蔵庫の3列にずらり。こりゃ選べないなと、さらに条件をしぼりこむことに。キーワードは「地元の酒」、それで見つけたのがこちら。

 

 

 

手にしてレジへ向かうと若女将が一言、「やっぱり地元のお酒って美味しいですよね」。こちらの意図した事をずばり言い当てられ、接客とはこういうものだなと、お酒と関係ないところに感動しながら会計を済ませました。するとまた、ここですかさず若女将。「近々、通潤酒造の新酒が入りますよ。入ったら連絡しましょうかぁ」。 そりゃするでしょ、話し聞きながら想像しただけでよだれが。呑んでるシチュエーション、そこに誰がいるかまで想像してしまいました。名前をフルネームと携帯番号をメモ帳に大きく書き残し家に戻りました。買って帰ったお酒はもちろんおいしかったのですが、すでに予約した新酒が気になって仕方ありません(笑)。

手仕事、そして身震い。  




 

お酒とは全く関係ない話し。このインスタは家内がFADらしいと思われるものを日々少しづつアップしているものですが、今日はこんな写真をもってきました。「これって階段のなに?」設計事務所の奥さんが何を今更と思いながら説明します。

”これは「ささら」っていって、階段の踏み板を支え取付ける板さ。規則正しく彫り込まれた溝に、踏み板(あっ踏み板って階段の床の部分ね)を差し込んでいくのさ。全部手で彫り込んで加工していくんだよ。”

えー全部手でやるの?鑿(ノミ)使って?

”鑿の代わりになる道具は出てきてると思うけど、基本的に手仕事だな。ただ、最近の家づくりで手加工の階段は少ないかもしれないな。”

ここで大きく家内が反応します。えっ、手加工でないならどうするのよ!

”そりゃプレカットさ、いろんな建材メーカーが階段を工場でつくってるもん。現場にはすでに加工されたものが運び込まれ、それを大工さんが組み立てる。昔は階段の計画・加工・組立までできたら一人前なんて聞いた事もあるけど、今それできる若い人って少ないかもなぁ。”

ますます家内がヒートアップ。でも、うちの階段って全部こんなんじゃなかった?これが普通じゃなかったの?

”うちはこれが当たり前だったけど、あらためてそんな事気にした事なかったな。いつも一緒の大工さんたち(大工團さん)も当たり前のようにつくってたし。あっ、でも確かに普通の住宅の現場だと早々に階段がつくんだけど、うちの現場は階段つくの遅いね。”

”だから2階への道具の上げ下ろしや、材料の搬入が大変っていってた。その時は、そりゃしょうがないだろって思ってたけど、そうか、他のメーカーの仕事している大工さんたちだから、階段が先にあるのが当然だったのかもね。”

「階段は現場でつくる」が当然だったこれまで。夕べの酒屋の若女将の接客といい、家内の素人目線な驚きにはっとしました。当然と思っている事にもいろんな驚きが隠れています。今日は、この階段ささらの手加工についてでしたが、家一軒ができるまでには他にもいろいろな人が関わり、多くの素材を要します。そんな驚きを楽しさに繋げられたら・・・。そんな風に感じた出勤の車内でした。

 

 

家づくりの常識、日は東から昇り日は西へ沈む。

2016/03/1

いよいよ3月ですね、今日は天気もよくて、今月末にひかえたお花見もこんな感じだったらなぁと庭の桜の木を眺めてみました。

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まだまだ、蕾はかたそうですね。

家の性能と太陽の力。

そんな庭を眺めていて、あらためてこの時期の太陽って気持ちいいなと思いました。事務所の中にも戻ってみると、太陽の光がとても暖かく、暖房機なんて必要ないって感じです。うちの事務所は納屋をリフォームしたものなので天井が低く、そのため床はコンクリート土間にカーペットを直に張っています。床下をつくると天井が低くなりすぎます。この時期それが功を奏して、コンクリート部分を暖めてくれて、程よい環境をつくってくれています。

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ただ、その効果を狙って施した仕様ではないので、窓はペラッペラのアルミサッシを使っています。先行投資をケチってしまったので、あっという間に太陽から得られた気持ちいい熱が、どんどん窓から逃げていってしまいます。

日が落ちたり、曇ってしまえばあっという間に冷えちゃうんです。どこをどうすればいいか分かっているのですから、さっさと手を加えればいいのですが、これもこれで役に立ってたりするので手つかず状態です。このペラッペラのサッシが役に立つの?

お客さまに体感して頂きます、悪い例として(笑)。いいものはよそにいっぱい展示してあるし、うちで設計した住宅はもちろん高性能なものばかり。なかなか、最低レベルのものって体感できないんですよ。それをここで説明できればなと・・・。そんな風に言い訳しています(爆)。

さて、そんなありがたい太陽なのですが、その恩恵を最大限受けるためには窓や断熱や気密など、建物の性能だけを求めても効率がいいのもではありません。その建物の配置(方角的向き)が大きく影響するのです。至極当たり前のことのようですが、実際の街並をみてみると、考えられていない住宅が結構ありますし、このブログをお読みで注文住宅を建てられた方、方角のことを気にして家づくりを考えられましたか?

土地のせいにしている、あきらめている。

いやいや、うちはちゃんと考えて南向きになるように考えたよ!そんな声も聞こえてきますが、おそらくその「考えたよ」は土地を買うとき、選ぶ時のことでしょう。だから、南側道路がもてはやされ、そちらから先に売れていっちゃうんです。

なので、土地を区画整理する場合にも、南側道路の敷地がなるべく多くとれるように開発業者は考えて造成していきます。その方が売り易いですからね。土地の広告では「南側道路!」って大きく強調されてますよね。結果的に、さほど住宅を設計する時に方角を考えずとも、何となく南向きの家になっているだけです。もっと、積極的に家の配置(方角的向き)を考えることで、同じ間取りでも随分違う住まいになるはずです。土地任せでなく、どんな土地であろうと、方角のことを家とセットで考えていくことが大切なんです。南側道路ばかりを探すのではなく、土地のせいにするのでもなく、あきらめずに家の配置を考えましょう。

日当りの基本、意外と知らない北面の日射。

今朝9時くらいに、うちの事務所の庭から真西を撮影した写真です。

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青空と白い雲、春の芽吹きを待つ名もない雑草たち。くぬぎの枯れ葉とのコントラストが綺麗な季節です。

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こちらは同じ時間に、真東を向いて撮影しています。随分イメージ違いますよね、撮影自体は振り向いただけです。

太陽の光をどう見るか?

この2枚の写真のイメージの違いはなにか?カメラを趣味にする方なら当然のことでしょうが、太陽に向かって撮っているかどうかの違いです。東向きは朝日を向いた逆光で、西向きは朝日に背を向けた順光で撮っています。逆光と順光、光に向かっている逆光の方が明るく写りそうですが、実際はこの結果です。これは、南側と北側でも同じ現象が起こります。人の目は、光が物体にあたることで、その物体の色や明るさを認識することができます。逆光の場合、その光が人の目よりも先に物体に当たってしまい、物体の影が目に届いてしまいます。だから、東向きの写真は暗く見えちゃうんですね。さらに、光のあたる物体が多いことも影響しています(木や建物がいっぱい)。これが、水平線しか見えない海岸だったらまた違うでしょうね。

これに対して、西を向いた写真では光は背中側からあたり、人の目よりも先に物体(くぬぎの枯れ葉や雑草たち)にあたります。その光が反射してカメラの中に入ってくる。物体が光を反射しているので明るく感じる・見えるわけです。前に書いた「水平線しか見えない海岸」では逆光であってもこれと同じようになります。それは、視界の大半が海面であり、光を反射する物体だから明るく見えるはずなのです。

想像と違う、太陽の動きはこうでした。

太陽はどちらから昇ってどちらに沈みますか?素直な方は東から昇って、西に沈むと答えられるはずです。素直じゃない方は、太陽が動いてるんじゃない、地球が自転しているからそう見えるだけ。あっ、公転も関係あるけどね!なんていわれそうです。んが、ここは素直になってもらって、次の絵を見てください。

事務所日射
これは、うちの事務所の建物と方角を重ねあわせたものです。すでに建っていた建物なので、建物の向き自体はどうすることもできませんでした。曳家(ひきや)で移動とかもありますが、そこまで大事にする気もなかったので。

そんな絵なのですが、すでにお気づきの方もいるでしょう、この絵で注目すべきは夏至の時の日の出と日の入りです。なんかこれまで思っていた常識と違いませんか?

そう、日の出は東を大きく北側に超え、北東から出ています。同じく日の入りも北西に沈んでいます。ちなみに、常識通り東から登り西に沈むというのは春分と秋分の時です。夏至の日周辺では、いわゆる建物の北側と呼ばれる部分にも日が当たるのです。これ意外でしょ。さらに、冬至の時は日が当たる範囲が夏至の時の半分しかありません。時間も冬至で10時間、夏至で14時間と4時間も差があります、この4時間は自分の活動時間として考えると大きいですね。

方角を読むことで、住まいはGood変わる!

どうですか、今回は建物の配置が太陽の動きと光、熱と連動し、住環境にどう影響するかをちょー簡単に書いてみました。というより、その入り口程度ですね。実際設計する時には、これらはもちろん、窓から見えるあるいは見せたいものや、風の取り入れ方など複合的に整理してデザインしていきます。そんな知恵を持ってすれば、南側道路の土地に頼らずともいい家はしっかりつくれます。道路の取り付き方だけでいえば、北側道路の方がぼくは好きです。これを読んで頂き、住宅性能を十分発揮できるような家づくりを目指してください。決して土地のせいにしないでね。

 

 

 

 

住宅におすすめの浴室換気扇!オフローダーの取り扱いについて

2016/02/5

省エネ、浴室換気扇の弱点を克服!

オフローダーという優れた換気設備をご存知でしょうか?日本住環境株式会社が提供する設備というより部材ですね。詳しくは、こちらのサイトをご覧ください。

これまでの浴室換気扇は、浴室で吸い込んだ空気を換気扇本体に取り込み、そこからダクトを通って屋外へ排出、天井面についている換気扇はほとんどこのタイプです。あるいは、壁に取付けた換気扇本体でダイレクトに屋外へ排気。何れにしても、浴室の湿った空気を換気扇本体へ送っていました。換気扇の掃除をされたことある方はわかると思いますが、湿った空気が入ってくるため、ほこりも湿っており、換気扇の汚れはその性能すら邪魔するにまでになっています。浴室換気扇、掃除したことない方は一度掃除してみてください。こんなに排気できたのかビックリされるかもしれません。

理屈は簡単、なるほどねって感じです。

このオフローダー、この湿った空気を換気扇に取り込まないというのが売り、その理屈はこうです。

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オフローダー製品サイトより転記

赤い→は換気扇から屋外へ排出される空気です。そして、浴室からの排気管の接続手前で、意図的に配管サイズを絞って気流を強め、その力で浴室の空気を吸い上げる。サイホン式トイレの汚物を流す構造とか、昔よく見かけていた便所の臭突、こんなの見たことありませんか。ザ・昭和ですけど。



くるくる風で回ることで、気流をつくり、その力で便槽内の臭気を排気するという、動力なしの優れものです。工場の屋根なんかにもついてましたね、でっかいやつが。

素晴らしい製品だけど、注意が必要!

そんなオフローダーですが、その設置には注意が必要です。工事段階ではなく、設計の時点で設置場所とか、ダクトのルートだとかを検討しておかないと性能を全く発揮できないことも、逆にマイナスになることもあります。ある住宅へこのオフローダーを設置しました。半年くらい経ったある日、「お風呂のカビがひどい、おかしいなと思ったら換気口から風が吹き出してるみたいです。」とのこと。すぐに見に行くと確かに排気が逆流している。本来外へ出ていくはずの排気が戻ってきている。カビの原因はこれでした。

なんでそんなことに、調査開始です。

すぐに換気扇取付け業者、販売店、わたしにて現場調査です。天井裏に入りダクトの状況や、換気扇本体廻り、屋外の吹き出し口、いろいろな可能性を探ってみました。

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ファイバースコープでダクト内を点検。

いくつか原因らしきものはあったのですが、どれも決定的なものではありません。どうしても天井裏だけでは確認しづらいということで、販売店さんの倉庫にて、天井裏と同じ状況をつくって実験してみようということに。ダクトの長さや、曲がり具合なんかも再現です。

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現在の状況再現、オフローダーはダクトの中間部でT字に交差している部材。

ダクトの曲がり具合を少なくすると排気できます。曲がりが多ければ抵抗が増えるので、その結果は当然といえば当然。だけど、実際の現場では曲がらないダクトではダクトの意味がありません。他に可能性はないのか?その後もいろいろ調整してみます。そしてたどり着いたのが次の写真です。

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オフローダーの位置が違います。

一見先の写真とどこが違うのか分かり難いですが、オフローダーの接続位置を変えてみました。より外壁の排気口に近いところまで移動させてみました。すると、見事に浴室の空気を吸い出してくれました。やはり、ダクト内の気流に負荷が掛かっていたようです。曲がりで発生する負荷は分かり易いですが、オフローダーの接続位置から排気口までの距離が大きく影響していたようです。

取付説明書が不親切!こうなることが分かってたのか?

今回のトラブルが発生したとき、メーカーである日本住環境株式会社にも連絡し、原因調査への協力を依頼しました。施工上の問題なのか、製品上の問題なのかしっかり調べないといけません。メーカーにも来熊いただき製品の説明などをいただきましたが、結果的には製品上も、施工的にも明らかなミスはなかったが、「製品の接続位置で大きく性能に差が出る」ということが実験で分かりました。これが事前に分かっていれば、こういう問題は発生しなかったはずです。そこで、オフローダーの施工要領書を再確認してみました。

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オフローダーの施工要領書

これがその要領書です。左上に取付イメージとして、外部排気口に近い位置でオフローダーが接続されています。が、あくまでイメージ。そんな印象を受けます。その下に書かれてある「ダクトの取付け勾配」のこと、「オフローダーの取付向き」についての方が、注意事項とか重要とまで書いてあるのでしっかりここは守って施工しています。

メーカーへ対応の依頼

今回のトラブルで発生した補修費(壁や天井を剥がしてまた復旧したり)のこと、それと施工要領書の記載方法などについての改善を求めました。費用負担については、設計者と販売店それとメーカーの三者での折半が妥当ではないかと提案しました。でも、メーカーとしては呑めないとのこと、担当者は申し訳なさそうでした。まぁ、メーカーとしてはそうだろうなと想像していました。金額的には大した額ではなかったのですが、全国で発生しているであろうトラブルです。複数になれば相当の負担になるはずです。ここを争っても時間が勿体ないと思ったので、費用については販売店と設計者の二者での負担を決めました。設計者であるわたしにも取付け位置の考慮が不足していたわけだし、販売店もその重要性を消費者へ伝えきれなかった点で責任があります。

問題は施工要領書の改善です。メーカーはこちらにも応じられないというのです。全国でこのオフローダーのトラブルないのか聞いてみました。すると、同じ現象が報告されているようです。で、どんな対応をとっているのか?僕らと同じようにダクトの接続位置を変えたり、天井や壁を剥いでやり変えたりしているのか?ほとんどの場合そうではないようです。ではどうやっているのか。

製品のコンセプトはなんなのか?

驚いたことに、オフローダーを取り外しているそうです。オフローダーを取り外し、お風呂からの排気ダクトを換気扇本体に接続し直しているとのこと。確かに、換気扇で強制的に吸い込むわけですから、換気としての用は十分すぎるほど足りてます。しかし、そもそもこの製品が開発されたコンセプトはなんだったのか?そう、換気扇本体へ湿った空気を入れない、換気扇への水分による負担をなくすため。全く、製品コンセプトが無視された問題解決が図られていました。これでいいのか?それしか方法がなく、やむなくそういった解決を図っているのであれば、設置前にしっかりと設置方法をメーカーとして示すべきではないか。そんな風に施工要領書の改善を求めたわけです。しかし、返事はNO!でした。

いい商品がなくなるのは勿体ない。

メーカーからの、施工要領書の改善はしないとの報告にがっかりしつつ、何とかならないものかとこんなことを伝えてみました。

「今後同じようなトラブルで困るお客さまや、販売店や設計者、それに施工業者の為に今回のトラブルの顛末をブログで公開しますよ」

今やネットの情報伝達力は侮れません。メーカーもそれはいやがるだろう、渋々でも要領書の改善に取り組んでくれるのではと期待しましたが、返事は変わりませんでした。「インターネットででもブログでも公開して頂いて構わない」とのこと。ということで、このブログにて今回の顛末を公開しています。しかし、誤解して欲しくないのは、製品や製品のコンセプトはいいものだということです。この排気逆流の問題で、この製品がなくなるのは勿体ない。今回お話しした注意点さえ気をつけて設計し、施工すれば換気扇への負担を少なくし、省エネルギーな浴室換気が実現します。

ここまで書いて思ったのですが、メーカーはわたしが製品の悪口をいわない、勝手に施工要領を解説してくれる。そんな風に思って公開を了解したのでは、強かな戦略かな?とも感じます。何れにしても、このオフローダーでの事故が一件でも未然に防げれば幸いです。

 

 

セミナー資料作りはだれのため?

2016/02/2

昨年から定期的に行っている家づくりセミナー、昨年は2回開催する事ができました。今年は年間4回〜6回程度を定期的に開催予定です。今のところ最初は4月か5月くらいの予定です。内容はまだ決まっていませんが、セミナー用のスライドは準備が整いました。

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スライドの一部です、かなり突っ込んだ内容になっています。分離発注方式オープンシステムでの家づくりをお勧めしているので、自然と家づくり勉強のための資料も多岐にわたります。一般的な一括発注方式では知り得ないことも満載です。

また、このセミナー内容は建て主であるお客さまはもちろんですが、我々の同業である設計事務所、一見競合相手であるように見える工務店(実際、敵対しているわけではありませんよ)など、つくり手側にとってもあらためて自身の業務内容を見直すのに役立つ内容になっています。と思います。

もうちょっと整理してみて、そういったつくり手向けの資料も作ってみようかなと考えています。一軒でもいい家づくりができる建て主が増え、一生懸命誠実につくり手として努力している人たちが、きちんとした報酬を得ることができるように。いい家をつくるという行為が、それに関わるいろいろな立場の人ためになるように、三方よしのスタンスでいければと思ています。

こういった資料って、誰かのためにと思ってつくっていますが、資料を整理したり、人前でしゃべったりすると、なにより自分のためになっているようです。頭の中で漠然としている物事が、一気に整理され、より分かり易い表現方法・伝え方が見えてきます。インプットと合わせてアウトプットもという勉強方法に合致する感覚です。

年6回の勉強会、これを繰り返せば自身のスキルアップにもなるはずです。そんな風にマインドコントロールして楽しんでいきます(笑)。日程など決まりましたらご案内します。プロ・アマ問いません、FAD建築事務所が考えるいい家づくりを感じてみたい方は是非お越し下さい。お待ちしております。

 

 

おじさん化してしまったのか?自信を取り戻そう。

2016/01/18

今のところ年齢的肉体適正化プログラムは続けられています。メニューを見直し、少し体への付加をあげてみました。体は相変わらず筋肉痛が続きますが、筋肉が傷つきそして再生されている、そして適正な肉体を手にする事ができると信じて痛みを悦んでいます。

そんな適正化のメニューには毎回腹筋、上体起こしを入れているのですが、先日びっくりポンな現象に遭遇してしまいました。一体何が起こったのか?なんと、上体お越しができなかったのです。昨日までできていた事が突然できなくなってしまい、おかしいやら不安やら。家内に状況を見てもらいましたがただただ笑うばかり。

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上体起こしのイメージ

全く理由が分からず、実はそこまで筋力が衰えていたのか?いやいや昨日まではできていた・・・はず。家族に念のため確認してみると、やってたよとのこと。やっぱり昨日までできていて、今日できないみたい。これまでと違う事は、昨日の夜ちょっとしたお祝いでワインを1本呑んだことくらい。まさかそれが原因かとも思いましたが、ダメ元でググってみました。

すると、理由が判明。急にできなくなったわけではなく、昔っからそうだったようですぼくの場合。腹筋ができない人には2種類あるそうです。一つは単純に筋力不足の場合、もう一つは腰の骨格によるもの。

筋力がない人は、写真のように足を押さえてもらっても起き上がれなかったり、起き上がられても数回だけだったりしますが、ぼくの場合押さえてもらうと数十回はいけます。足を押さえた方が起き上がり易いのは、筋力の不足分を補佐してくれているのかと思っていましたが、実は腰の構造に違いがあったようなんです。ぼくのようなタイプの人間は腰が丸まらないらしいのです。

足を押さえなくても起き上がれる人は、腰を丸めることができる人。起き上がれない人は丸められない人。筋力の差ではないとのこと。馬跳びの馬になった時に、腰が丸くなっているか(n←こんな風に)、平ら(▽←こんな風に)になっているか、違いがあるようです。家内と比べてみたら、確かにぼくは後者で家内は前者でした。

つまり、これまで腹筋ができていたのは足を押さえてもらったり、何かに引っ掛けてやっていたようなんです。無意識でやっていたようなので、急に腹筋ができなくなったと思い焦ってしまったわけです。

ということで、一抹の不安を取り除くことができたところで、肉体適正化のトレーニングに戻ります。腹筋すらできないとおじさん化した自分に自信を失っているあなた、そんなことはないので、それ以上のおじさん化にブレーキをかけていきましょう。

 

 

いつもの集成材はここで作られていた!

2016/01/13

昨年末、住宅の棚板に使う杉の集成板を受取に、いつもの工場へ行ってきました。場所は熊本県宇城市にある萩尾大溜池のほとりにあるタカフジさん。お付き合いはかれこれ10数年になります。もみの木の内装材(床材や壁・天井材)を製造販売されながら、事業拡大で現在ではヒノキやスギの集成材の制作販売もされています。

もみの木の床・壁・天井材も、うちでの家づくりには使わせて頂いていますが、最近特に増えているのは集成材の方です。何がいいって、自由なサイズ(長さ・巾・厚さ)で作ってもらえる所。一般的にはフリー板といわれるのもが多く流通していて、それを現場で適宜カットして使っています。当然ですが、サイズには規格があるので、欲しい大きさよりワンサイズ大きい規格ものを注文する必要があります。

そうすると、現場では使えそうで使えない捨てるには勿体ない端材が出てしまうのですが、タカフジさんに頼めばそこが出ない。注文の際に必要なサイズを伝えるとそのサイズで作って現場まで配達してくれます。巾36.5cm×長さ279cm×厚さ0.37cmとかわがままサイズもOKなんです。このブログを読んで頂いている方でこの凄さにピンとくる方は、現場を分かってらっしゃる。素人の方であればDIYマニヤ決定です。

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これはある現場での注文FAXの内容です。図面の中に必要サイズと数量を記載し、見積もりをお願いします。その中で、素材をスギにするのかヒノキにするのか、節はどうするかなど打ち合わせを行い、発注ののち制作に入ってもらっています。こんな感じなので、テーブルの天板や壁面収納なども作れちゃうんです。こんなもの作りたいけど、素材の制作できますか?など設計段階からいろんなアイデアのきっかけが頂けるんです。そんな素材を作っている工場へいってきました。

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まず出迎えてくれるのは、素材のもとたち。ここで出番をまちながら熟成されています。

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で、こんな感じの大きな機械たちがスタンバイ状態。この機械は接着したモノ同士に圧力を均等にかける、かけ続けるものです。ターミネーターに出てきそうな雰囲気です。

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こちらは厚さを整えるマシンです。巨大なサンドペーパーがロール状になっていて、一気に板材の厚みを整えていきます。

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丸い積み木がいっぱいです。でも遊ぶものではありません、どう使うかというと・・・

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節の詰め物として使われるのでした。節といってもそれには種類があり、仕上げ材として「生節(いきふし)」と「死節(しにふし)」とに分かれます。この死節はしばらくすると自然にぽろっと取れてしまうので、そうなる前にそこをくり抜き、この丸い棒を詰めて加工していくのです。結構めんどうな作業ですが、すべて手作業でコツコツと丁寧に作業されていました。「なれれば、大したことないよ。」と佐藤社長。「節無しを注文してくれればこの作業は必要ないんだよなぁ。」と密かなプレッシャーを感じたのですが。

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こちらが仕上がった節ありの壁材。中央の右側の節が加工してある部分です。

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こちらが節無しの壁板です。節がないので、板目に見えるできばえです。こんな風に節あり節無しが仕上がっていくのですが、当然価格差があります。普通の素材と同じく、節ありの方が安価で、節無しの方が高価になっています。でも、先ほどの節加工は節無し材には必要ない行程で、節あり材には発生する手間です。その手間を勘定してもやはり素材としての節無しの方が高価だそうです。ますます、先ほどの手間が神々しく思えてきました。

この日伺ったのは昨年の12月29日。お忙しい中手を止めて、いろいろお話聞かせて頂きありがとうございました。頂いた素材たちは、無事に現場にて家の一部として活躍しています。これからも、永いお付き合いとともに、わがままな制作依頼にもお付き合いのほどお願い致します。

このブログをご覧いただき、FADにて家づくりをお考えの方、こちらのタカフジさんの工場へご案内致します。掘り出し物が手に入るかもしれません。是非お問い合わせください。

 

 

 

年齢的肉体適正化プログラムスタート

2016/01/9

今年の始まりの目標として掲げた年齢的肉体適正化。思い立ったらすぐにということで、今日で3日目になりました。三日坊主とよくいいますが、さしより2月21日の熊本城マラソンまでは続けてみようと思います。そこから先のことを今決めたとしても、モチベーション次第な所もあるのであくまでそこはユルくいこうかと。

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お正月休み中の運動風景。意識的にはシャトルをはたいているつもりですが、足が追いついていません、結果はこれです。

まぁ、これは子供とのお遊びでしたので、年齢的肉体適正化プログラムなどと大げさなことを考えるわけでもなく、純粋にバドミントンを楽しんでいました。

IMG_1143_2 ね、楽しんでるでしょ。

今年のお正月は家族でバトミントンというのが多かった。おかげで全身筋肉痛が続きました。1970年生まれですから、今年は46歳の年です。四捨五入で50歳なんですね、どおりで足場もつれるはずです。頭では追いついているはずなのに・・・。

頭と体のバランスが乱れている。

そういう事だろうと感じました。頭は冴えています、このタイミングで一歩踏み出せばしっかりレシーブできるはず。頭の中でのイメージもばっちりです。でも足が・・・。そこで年齢的肉体適正化が必要だとなったわけです。早速運動始めたわけですが、何ともモチベーションが上がりません。そんな時に読んだのが芥川賞受賞作「スクラップアンドビルド」。ニートである孫の肉体改造計画に自分を重ね合わせ、運動のスケジュールをつくってみました。

一週間をワンサイクルとして

7日間を一つのセットとして、運動日を5日間、休養日を2日間とするスケジュールを組んでみました。

月曜日 腹筋   :10回×2セット
→   腕立て伏せ:10回×2セット
火曜日 腹筋   :10回×2セット
→   スクワット:10回×2セット
水曜日 休養日
木曜日 腹筋   :10回×2セット
→   プランク :60秒×2セット
金曜日 腹筋   :10回×2セット
→   ランニング:30分
土曜日 腹筋   :10回×2セット
→   ランニング:30分
日曜日 休養日

こんな感じです。今回は木曜日から始めましたが、このメニューをつくったのは金曜日だったので、腹筋とランニングの二日間でした。どのメニューもちょっと少なすぎかも知れませんが、あまり無理な設定で続かなければ意味がないので、軽めに設定しました。実際やってみて微調整をやっていきます。あと、1週間をワンセットとしたのは、運動にあきないように。ジムとかに通えばそれだけでイベントっぽくて長続きしそうですが、いかんせん自力でのトレーニングなので、メニューの数を増やしてみました。ただそれでも、腹筋はおなか廻りということで毎回いれています。どんな効果が現れるか楽しみです。

結果が楽しみ。

自然にそう思いました。自己暗示ではないですが、自力トレーニングにも変化を持たせ、結果が期待できそうであれば、それは楽しみになります。そうなると断然モチベーションも上がり長続きするはずです。と暗示にもかかり易い。このブログも先ほど30分ランニングから戻り、腹筋にムチを入れ、シャワーで汗を流し、頭が冴え渡った状態で書けています。運動は脳みそにとってもいいようです。

この感覚は、以前にも経験したことがあります。そう、40歳で禁煙した時です。あの時も自己暗示にかけるように、禁煙と同時にお昼ご飯をサラダと肉だけにしたり、早起きランニングをやってみたりと、3つのストレスを同時にかけました。すると、3つとも続けられたのです。多分、どれか一つでもやめちゃうと、ほかの2つもズルズルいっちゃいそうでやめれなかった、やめなかったんだろうと思います。

さらに、「タバコは脳みそにいいわけがない。」という常識がありますから、もしタバコがやめられたら、脳みその活動が良くなり、いいアイデアが浮かんで、結果商売繁盛に繋がるんではないかと。そんな暗示もかけてみました。商売繁盛になったかどうか別にして、暗示としてモチベーション維持のためには最高の理屈でした。禁煙をお考えの方にはお勧めの方法です。特に理屈でいろいろ考えるタイプの方には(笑)。

こんな感じで年齢的肉体適正化プログラムは始まりました。まだまだ3日目、これからが本番です。結果を楽しみにしながら、みんなに「おぉ締まったね」っていってもらえるように頑張っていこうと思います。

追伸
筋肉痛が全身に出てきました、なんだか気持いいしびれです。

 

 

腐っても鯛!

2016/01/7

新年明けました。

今年は1月10日までお休みを頂こうと予定していましたが、やっぱり無理でした。子どもたちの学校も始まりましたので、本日より仕事開始です。昨年からの引き続きの設計に加え、新年早々新たなご相談があったりと、幸先の良い新年を迎えています。

今年の目標

いい家づくりのための精進はこれまで通りとして、今年は加齢してきた体にムチを入れていこうと思います。お正月に読んだ芥川賞受賞作羽田圭介の「スクラップアンドビルド」。要介護の祖父と無職の孫のお話しだったのですが、同時に孫の肉体改造についての話しも進行していきます。筋繊維をトレーニングで徹底的に壊し、そして高タンパクの接種により筋繊維を再構築していく。壊して造る、スクラップアンドビルド。その過程が、正月のだらだらした食生活、呑んでは呑んでは食べて食べてのぼくの時間利用にズンっと刺さりました。これではいかん!と。そんな中昨日は、冬休み最終日である娘たちを引き連れ、ジョギング→バドミントン→逃走中ごっこ→筋トレを敢行。腕はしびれ、太ももはこわばり、そして腹筋はプルプル。背中にあるいわゆる筋肉痛を心地よく感じながらこのブログを書いています。ただ、予定なしで運動したため、結果が分かり難い事に気がつきました。やはり、結果が見えた方がやりがいがある。ということで、今年は予定をたてて、肉体的年齢適正化を計っていこうと思います。

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写真はイメージです(笑)

昨年を象徴することば

昨年は仕事でもプライベートでも、本当にいろいろありました。そんな中、とある忘年会での会話です。三人だけのこじんまりした会だったので、自宅近所の居酒屋さんで、仕事のこと、プライベートのこと、これから先のことなど、たわいもない会話に時間が経つのも忘れていました。話も盛り上がりを見せ、お互いのここがいけない、ここはいいねといじり合っていました。かれこれ15年以上の付き合いの3人です。「もう腐れ縁ばい。」誰かがいいます、その時に出た言葉がこれ。

腐っても鯛

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腐れ縁という付き合いだけど、長い付き合いができてる。腐れ縁ながらも、互いに経営者であり、目標があり、それぞれの道を持っている面々。腐っても鯛、腐れ縁な仲間ですが、互いがお互いを認め合い(鯛なんだと)、切磋琢磨できればと思う会でした。なかなか使う機会のない言葉でしたが、去年の中で一番心に残った言葉でした。

今年もすでに一週間が過ぎました。一年ってぼーっとしているとあっという間です。これまで以上に、日々を楽しみ、笑顔を絶やさず、そしていい家を一軒でも多くつくっていければと思います。そんな仕事始めの夜なのでした。

 

 

光の森の家_いよいよ引き渡し。

2015/12/28

「光の森の家_ガレージのある平屋の家」現場ライブ

先週末、無事引き渡し完了しました。外構工事などの一部作業は引き続き続きますが、年内のお引っ越しにも間に合いホッとしています。当初は、年内引き渡しは無理でしょうとお伝えしていたのですが、折角なのでということで施工業者さんたちとともに年内を目指し続けました。その結果、お客さまから「夕べは暖かく過ごす事ができました。」とのお返事を聞く事ができました。よかったです。

慌ただしい中の引き渡しとお引っ越しだったので、完成写真は数枚だけスマホで撮影しています。本格的な撮影は、年明けて外構工事も完了して、少し落ち着いてからの予定です。このブログも今回で最後になりますので、一応の締めくくりとして画像をアップしておきます。完成写真本番にご期待ください。

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○食堂から台所

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○ステンドグラスと青い枠

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○台所にあるオリジナル勝手口

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○オリジナル玄関引き戸(引き手未装着)

この住宅の詳細はまた後日、写真撮影とともに詳しくご紹介致します。今回のこの記事にて、光の森の家_ガレージのある平屋の家現場レポートは終了です。最後までお付き合いくださりありがとうございました。次回からは現在設計中の住宅をレポートしていきますので、どうぞご期待ください。

ありがとうございました。

 

 

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