よくあるご質問と答え

費用について

建築士業務委託料(設計料)はどれくらい必要なのですか?

FAD建築事務所では、設計監理業務のみでの契約と、分離発注方式に伴うCM業務を合わせた契約の2通りの建築士業務委託を準備しています。詳しくはこちら。

[建築士業務委託料の算定と考え方]

一般的に、建築設計事務所(建築家)が依頼者(お客さま)と建築士業務委託契約をかわす場合、その契約金額(建築士業務委託料)は工事金額に対して○○%という割合で算出していることが多いようです。工事金額が2000万円であればその10%の200万円を建築士業務委託料(設計料)とするという算出方法です。しかし、工事金額の多少に関わらず「設計・監理」業務の量には変化はありませんし、使う材料の違いで価格が上下する工事金額を基準にするのは無理があります。例えば、大理石の床にした場合と、モルタルで床をつくった場合、設計や監理の量や質には違いはありません。しかし、工事金額には違いが生じます。高価な材料を使うだけで設計料が多くなるというのはやっぱりおかしな算出方法だと思います。

このような考え方から当事務所では、床面積(建物の規模)を基準に建築士業務委託料(設計料)を算出しています。また、当事務所が推奨しているD+Mシステムの場合、「設計監理業務」と「CM業務」の二つの業務を柱に建築士業務委託料を算出しています。

※CM業務とは…コンストラクションマネージメントの略で素人である依頼者の立場で家づくり全体の統括調整を行う業務です。

建築士業務委託料(二つの業務料)

①設計監理業務料
建物の延べ床面積(坪) x 単価(広さにおける単価) + 基準額(業務における基本料)

※単価:40,000円 基準額:1,500,000円

②CM業務料
建物の延べ床面積(坪) x 単価(広さにおける単価) + 基準額(業務における基本料)

※単価:35,000円 基準額:1,000,000円

D+Mシステムの場合の建築士業務委託料
①設計監理業務料 + ②CM業務料の合計が、D+Mシステムの場合の建築士業務料になります。
例えば、延べ床面積が1階:12坪、2階:12坪の計24坪の建物の場合算定式は以下のようになります。

D+Mシステムの建築士業務委託料(延べ床面積24坪の建物の場合)

①設計監理業務料 = 24坪 x 40,000円 + 1,500,000円 = 2,460,000円

②CM業務料 = 24坪 x 35,000円 + 1,000,000円 = 1,840,000円

建築士業務料 = ①設計監理業務料:2,460,000円 + ②CM業務料:1,840,000円 = 4,300,000円(税抜き)

※設計監理業務(D+Mシステム未利用)のみ契約の場合、①設計監理料:2,460,000円(税抜き)が建築士業務料となります。

家が完成するまでにどれくらいの期間が掛かるのですか?家づくりのスケジュールを教えてください。

建築士業務委託契約(設計監理)を結んでから、完成引き渡しまで概ね12ヵ月程度です。
早いところでは契約から引き渡しまで3ヵ月という住宅メーカーもあるようです。何十年と住まうための家づくりです。早く手に入れたいという思いをちょっとだけ我慢して、じっくり時間を掛けて取り組んでみてもいいのではないでしょうか。

家づくりの相談をしたいのですが、費用はどの段階から発生するのでしょうか?

ご相談は基本的に無料です。メールでのお問い合せはもちろん、直接お会いしてからの相談にも対応いたします。実質的に費用が発生するのは、暮らしバコ提案セットへの申込み又は、建築士業務委託契約を結んだ場合、現場等当アトリエ以外での出張によるご相談が発生する場合です。

分離分割発注方式(D+M システム)だけでなく、一般の設計監理(一括請負方式)でもお願いできますか?

基本的に、分離分割発注方式(D+M システム)による家づくりを、皆さまにおすすめしておりますが、十分ご理解頂けるようにご説明いたします。もちろん、一般的な設計監理(一括請負方式)での業務も行っておりますので、その都度ご相談下さい。

設計監理業務とありますが、監理とはどういったものですか?

建築士法に定められた業務になります。詳しくはこの場では書ききれませんので、お問い合せ下さい。基本的に、工事が始まってから工事現場(建物建築)を監理(管理とは違います)していくものです。概ね3回/週~6回/週現場に出向き、設計通りに施工がなされているかを確認していきます。また、より良い方法が発見された場合は、打合せを行い常に最良の家づくりを提案いたします。

すぐに家を建てるわけではありません。
将来(何時かはわからない)のことでも、相談できるのでしょうか?

家づくりのことは、時間をかけて考えた方がいいです。
ですから、予定が未定でも相談されて結構です。よく『来年の4月には入居したい。子供の入学に合わせて』ということで、ばたばたされることがあります。十分余裕をもって、じっくり家のこと考えましょう。

※相談とは、来社いただいての面談程度で、実際にプラン図などを提出したりするわけではありません。

住宅の坪単価はどれくらいですか?

坪単価いくら!というのは結果でしかなく、あまり信憑性はないと思いますが、最初に予算を考える時の指針は必要ですね。当アトリエにての実績は40万円/坪~80万円/坪となっております。含まれるものは以下の通りで、基本的にすぐ住まえる状態のものです。

  • 設計監理費用
  • 本体建設工事費(建築、電気、水道)
  • エアコン、照明器具、造り付け家具、カーテン等
  • 屋外水道工事、屋外電気工事等

※生活家電、各種税金はさすがに含んでいません。

遠方での依頼も可能でしょうか?

当アトリエから建設地まで、片道60分程度(一般道の利用)の範囲を基本的な業務範囲と考えています。これは、建築現場への監理業務を頻繁に行うために設けている範囲です。ただし、現在お住まいが遠方で、建設地が業務範囲内であれば設計の打合せの方法はあるので対応可能です。お気軽にご相談下さい。

高気密・高断熱の住宅が増えているようですが、対応していただけますか?

もちろん、大丈夫です。
しかし、その工法を選択する理由を再度考えて頂きます。単純に、『最近普通だから』とか、『いいと聞いたので』だけでは、採用を考え直した方がいいでしょう。それぞれの特徴をよく理解した上で採用しましょう。そういった相談もお気軽にどうぞ。

土地探しから相談できますか?

もちろんOKです。家づくりにおいて土地選びは非常に重要です。土地がおきまりでない場合は是非ご相談頂きたいです。但し、土地の斡旋や紹介ができるわけではありません。あくまで、土地に対するアドバイスを行うだけです。

木造は地震や災害に弱いと聞きました。本当でしょうか?

違います。
家の構造としては大きく3つの種類があります。

  • 木造
  • 鉄骨造
  • 鉄筋コンクリート造

それぞれに、長所短所があります。一概に木造が弱く、鉄筋コンクリートが強いとは言えません。日本の古い建物は、何百年経つものがいっぱいあります。鉄筋コンクリートが登場してきたのは100年ほど前からです。歴史的にはまだまだ浅いのです。詳しくは、お問い合せ下さい。

オリジナルのキッチンを考えています。対応していただけますか?

もちろん大丈夫です。
これまでにも、オリジナルキッチンの実績はあります。費用的にも、驚くほど高いって訳でもありません。料理は好きだけど、高そうと諦めている方にお薦めです。

TVでリフォームが話題になっていますが、リフォームや増築の設計もされるのですか?

もちろんです。
リフォームも増築の設計も行っております。これまでの家に、思い入れのある方にはお薦めですね。

知り合いに、材木屋さんがいます。使いたいと思うのですがいいのでしょうか?

もちろん結構です。
木材だけにとどまらず、あらゆるお知り合いの方にご参加いただけます。

引き渡し後のメンテナンスはどのようになっていますか?

引き渡し後2年目に保証制度に伴う定期点検を当方にて実施いたします。また、不都合が生じた場合も当方へご連絡頂ければ、その内容を確認し、原因の調査と改善方法などをご提示いたします。その後、工事担当業者への手配なども行い対応いたしますので、ご安心頂けると思います。

おじいちゃんと一緒に住む予定です。バリアフリーのことも考えていただけますか?

問題ありません。
ただし、単純に段差を無くしたり、手摺りをつけたりするだけで満足してはいけません。お使いになる方の状況を考えて計画しなければ意味がありません。

※段差があった方がいい場合もありますから。

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