2018/01/16
外壁防水シート(透湿防水シート)張り
あっという間に年も明けて現場も本格始動。外壁の防水シート張りが始まりました。
今回の建物は実は2階建、これまで外観の写真をアップしていませんでしたね。平屋でも納まる計画だったのですが、この家のタイトルにもあるように、思い出は2階にありました。夏の花火大会や、窓から見える遠くの山の稜線。どれもこれも地震前の大切な思い出ということで、2階に一部屋設け、そんな懐かしい眺めを作っていきます。
透湿防水シートが張られていますので、早速上下方向の繋ぎ目の重ね幅チェック。青い点線で「ここまで重ねなさいよ」とシートにも書いてあるので、基本的にクリアしていますが、念のため実測です。
サッシ周りの張り付け状況(シートにうっすら黒い帯が見えますね)や、
忘れがちな掃き出し窓の下側などのシート状況を確認して回り、
前回に引き続き、構造部分のチェックです。写真は、外壁周りに使っている構造用合板の釘留め状況。緑の刻印があるように、パネルの外周部は釘の間隔を100mmで留めるように指定してあります。また中間部とあるのは、写真左側に少し見えているパネルの中心(右手繋ぎ目から455mmの位置)のことで、ここは200mm間隔で留めるように書いてあります。どちらも基準クリアです。
仕口金物の確認です。設計図と現場の内容を照合します。
断熱材であるグラスウールも届いていました。中央部に印刷してある「呼び厚さ、R、λ、密度」これが断熱性能に直結する数値です。もちろん設計で指定しているものが搬入されていました。
その断熱材の伏せこみ状況。しっかりと施工されていました。
現場の内部はこんな感じ、屋根部分はアイシネン吹き付け断熱なので、その下地作りが進んでいます。写真右手の屋根裏に少し見えるのが下地材です。
屋根のガルバリウム鋼板張りも進んでいますが、ここは実に細やかな部分です。屋根の下地に使うのは針葉樹合板と呼ばれる厚さ12mmのベニア板です。その屋根面はガルバリウム鋼板が葺かれるので問題ないのですが、写真で見えている部分(屋根の裏側になる部分)はベニア剥き出しになってしまう部分です。出来上がってしまえば、この部分には軒樋が取り付くので見えなくなります。それでも、ベニアの劣化を防ぐために、ガルバリウム鋼板を張っています。その左側にも少しベニア見えていますが、この部分には幕板が取り付くので大丈夫です。
別の現場ですが、野地板保護板金とした部分がこれです。
以上、現場は着々と進んでいます。まだまだ先は長いですが、良い家づくりになるようしっかりと設計監理していきます。
なんでも結構です!ご質問などございましたら、ご遠慮なくこちらからお問合わせください。心をこめてお応えさせていただきます^v^。
”最後まで読んでいただいてありがとうございます。ついでにfacebookのいいねや、twitterでシェアいただけると僕は大変喜こびますので、あとひと押し、何卒よろしくお願いいたします。”