お知らせ・ブログ

年末年始営業日のご案内

2017/12/28


本年も残すところあとわずかとなりました。
本年も格別の御高配を賜り改めてお礼申し上げます。

年末年始営業日は下記の通りとなっております。

2017年12月28日(木)18:00まで営業
2017年12月29日(金)〜  2018年1月8日(月) 休業
2018年1月9日(火)10:00より営業

本年中のご愛顧に心よりお礼申し上げますとともに、来年も引き続きお力添えいただきますようお願いいたします。

どうぞ良いお年をお迎えください。

 

FAD建築事務所スタッフ一同

仕事納め

2017/12/28

昨日は、年末大掃除をしました。
窓もピカピカになり、気持ちがいいです。

 

さて、本日は仕事納め。
本年度最後の締めとなりましたが、2年前にお引き渡しをしました光の森_ガレージのある平屋の家の2年点検をしてきました。

↓↓↓隅々までしっかりとチェックしていきます。
 

 

↓↓↓床下点検の時にはこの格好です。
古市は真剣です。

 

最後にお客様より抹茶を点てていただきました。
なんだか凛とした気持ちになりますね。美味しかったです♩Yさまありがとうございました。

 

このようなかたちで1年の締めくくりができることをありがたく思います。

本年度も様々な出会いがあり、そして多くのことを学ばせていただきました。みなさまに感謝の気持ちでいっぱいです。

更にたくさんの笑顔と出会いたいと思っておりますので、来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

FAD建築事務所スタッフ
Manami Furuichi

勝手口のススメ、暮らしにゆとりが生まれます。

2017/12/27

サザエさんちの勝手口

「ちわー、三河屋で-す。」
アニメサザエさんでそういう声が聞こえてくるのは勝手口です。そんな勝手口ですが、最近の住宅では準備されているお宅が少なくなっているようです。そもそも、この勝手口にはどんな使いようがあったのでしょう。サザエさんのお話しからいくと、サザエさんちに対してお客さまでないご用聞き、お客さまが使う玄関から声をかけるのは失礼にあたると。そして、ご用をお聞きするのは奥さま方、その奥さま方がいる台所に近い勝手口に声をかけるというのが当然であったようです。

いつの時代までそれが普通だったか分かりませんが、現在ではそんなご用聞きは存在しないのかなと思います。必然的に勝手口も少なくなってきたのかもしれません。ただ、勝手口にはそれだけでない他の使い方もあります。一番使われているのはゴミ出しなどでの出入りでしょう。台所から、リビングや廊下をゴミをブラブラさせながら持っていくというのは、あまり気持ちいいものではありません。汚れ物を一時保管とか、それらを運ぶための通り道。現代の勝手口にはそんな役割があるようです。

 

勝手口を設けましょう。

住宅の設計をする場合、そんな勝手口をできる限り設けるようにしています。最近では、勝手口を希望されない方もいらっしゃいます。勝手口のないアパートやマンション住まいに慣れいて、勝手口の便利さを味わってない方が多いようです。また、勝手口のある住宅に住まわれた方でも、その勝手口の使いにくさにあえて設けたくないという方もいらっしゃいます。確かに、台所脇にある勝手口の扉。その前にうずたかく積まれたゴミ袋を見たこともあります。出入りができない勝手口は無駄でしかないのでしょう。

ただ、その勝手口自体が無駄であるはずがありません。問題なのは、勝手口のある場所であったり、大きさ(広さ)などの、使いやすさに起因するところでしょう。それらがキチンとされている勝手口は、ものすごく便利で快適な空間になります。そんな使いやすい勝手口とはどんなものか。事例をもとに書いてみます。


 

とはいうものの、玄関に対して勝手口は裏方です。事例を元にといったものの、勝手口をしっかり撮影していませんでした。このお宅はダイニングの奥に流し台があります。そしてその流し台の右側に勝手口を設けています。ヨコ格子の扉がちらっと見えています。隣接させ、ゴミ袋などの振り回しが効くように、ある程度の広さを設けています。


 

先のお宅は木製のヨコ格子の扉でしたが、こちらはアルミ製のものです。設置している場所はやはり台所の脇で、広さ大きさ共に使いやすいものにしています。あまり大きすぎても勿体ないので、小さすぎないちょうどいいものです。


 

外から見た勝手口です。こちらのお宅は食卓テーブルが見えています。ここも、他と同じように台所の脇なのですが、ゴミ出しだけの用に考えた勝手口ではありません。実は、ここまで見て頂いた全ての勝手口、ゴミ出しなどの裏方的役割だけでなく、快適な住環境を実現させるための大きな役割があるのです。

勝手口の作り方

うちで、通常提案させて頂いている勝手口の断面図です。右手が外部で左手が室内です。見て頂いて分かるように、勝手口部分は床が一段(25cm)下がっています。この段差が快適空間をつくるに重要なものになっています。

まず、この段差のおかげでここまでは土足でいけますし、履き物が雨で濡れる事もありません。泥の付いた野菜なども気にせず置けるし、ゴミの一次ストックとしても使えます。どちらも床に直接置くには抵抗あるものです。また、この勝手口の周辺に収納を準備することで、乾物や調味料などのストックに便利なものになります。きっとサザエさんちの勝手口はこんな風に収納や茶箪笥が置かれているはずです。

そして、この段差最大のメリットはなんといっても通風の強化です。ピンとこないかもしれませんが、この勝手口からは風がよく入るんです。こんな経験はないでしょうか。

 

夏場の通風経路として

夏場の家の中。それはアパートでも、マンションでも、一戸建ての住宅でもどこでもいいのですが、玄関が開いた瞬間にどっと風が室内を吹き抜ける。そんな気持ちいい風を感じたこと、結構あるのではないでしょうか。これは、玄関に向かって特別な風が吹いていたわけではありません。風が吹き付けていないのに風が入ってくる、それこそがこの段差によってうまれていたんです。

無風状態の時、上の方と下の方とに窓があった場合、より低い位置から空気は流れ込んできます。床面にある同じ窓よりも、少しでも低い場所から室内に空気が流れ込んでくるわけです。通常、家の中で一番低い位置にある穴(窓)が玄関戸なんで、玄関を開けると、他の窓やドア(床面と同じ高さ)を開けた時と違った風が吹き込む事になるのです。

そんな玄関なのですが、常に開けておくわけにもいかず、普通は閉めておきます。そんな時、一段下がりの勝手口があれば、ここからこの気持ちいい風を取り入れることができます。特に暑い夏場の火を使う料理は不快です。足下にす-っと気持ちいい風が吹いてくれたら、おいしい料理がさらにおいしくなるかもしれません。

そんな勝手口なんで、積極的に採用したい設備(空間?)なんです。なるだけ、室内床より一段下げた位置で。冬場は寒いんじゃないか?そんな声もありそうですが、冬場は室内床面にある冷えた空気は、この勝手口の低い位置に流れていきます。低い位置から一段高い床面に冷たい空気が上がってく事は、基本的にありません。強いすきま風や、ダウンドラフトがその開口部で起こらない限りは。

そのあたりをクリアしながら勝手口を設けると、快適住宅になっていくと思います。ちなみにサザエさんちの勝手口は開きドアのようです。網戸もないようなので、開けっぱなしというのは防犯上も、ハエなどの侵入の面でも不利なようです。もし同じような勝手口を使われているご家庭には、網戸の設置をおすすめします。当然、勝手口のないお宅でも、玄関に網戸を追加してもいいでしょう。施錠できるしっかりした網戸であれば、十分にその効果は得られると思います。

少なくなってきた勝手口ですが、積極的に設けることで、一件でも多くの快適住宅が増えることを願うところです。

 

なんでも結構です!ご質問などございましたら、ご遠慮なくこちらからお問合わせください。心をこめてお応えさせていただきます^v^。

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デザインを大切に、90年前からの教え。

2017/12/18

地鎮祭に参加してきました。

昨日の日曜日、今年初めての雪の中、地鎮祭へ参加してきました。この計画は、大牟田市にあるシェプロホームさんの企画である「建築家プラン」シリーズでお手伝いさせていただいた住宅です。大牟田市と菊池市移動には一時間くらいはかかりますが、ファースト面談はスカイプで行うなど、その距離をあまり感じないスタートでした。

敷地調査の場合は当然現地へ僕らが向かいますが、それ以外のプレゼンテーションやキッチンの打ち合わせなどはシェプロホームさんとお客様にうちの事務所にお越しいただきました。チャットワークも使って、お客様と、シェプロホーム、FAD建築事務所の三者が同時に同じ情報を共有できるようにした最初の家づくりでもあります。

先日の大牟田での呑み会はこのシェプロホームさんの忘年会なのでした。なので、集まっていた皆さんがこの家に関わられる業者さんたち。現場がスムーズにいくように、きちんと挨拶してきたつもりです。呑んでただけではありません(笑)。


雪は舞ってましたが厳かにそして気持ちよく神事はすすめられました。テントとストーブまで準備されていて感動です。

 

神事の後に頂き物。

式が終わった後、テントとかの片付けを手伝っていると、お客様からこれですと手渡されるものが。先日写真だけ見せていただいていた、古〜い建築の本。見せてくださいと言っていたので、準備してくれてました。


それがこの本。「明るい理想の小住宅設計図」という今でいう間取り集のようなもの。

佐藤巳之吉著とあります、Google先生に聞いてみたら「こけし作家」として出てきます。同一人物なのかどうかわかりませんが、この本の出版が昭和4年(1929年)、こけし作家の佐藤巳之吉さんが著者であれば36歳ということになります。年齢的にもおかしな点はありません。さらにいうと、「こけし作家」ということは民藝というカテゴリーに属し、1926年(大正15年)に起こった民藝運動にも参加した人かもしれません。だとすれば年齢は33歳、その中で感じたことをこの本に小さな住宅として表現したのかなと、思いは深まりまり、きっと同一人物だろうと感じました。緒言(現代のまえがき)にこういう一節がありました。

 

”住心地良い住宅と云ふ事は其の建物は其の土地にしつくり富嵌つた間取りであることは無論、建物も周囲の地勢と調和の良いものであらねばなりません。言葉を換えて申しますれば見れば其の家は住心地良さそうであって、尚ほ住めば一層住心地の良い家でこそ眞の理想の住宅であると思ひます。”

 

さらっと読めない漢字だったり、言い回しもありますが、僕はこんな風に解釈しました。間取りというのは土地に対して不自然ではいけない、周囲環境との調和がとれてなくてはいけない。さらに、見た目に気持ちよさそうだなと感じた上で、住んでみるとやっぱり気持ちいい家でないと、理想の家とはとうてい呼べない。

この一節は衝撃でした。その中でも「見れば其の家は住心地良さそう」、まさにこれはデザインのことであって、性能や環境との調和はあって当然、この見た目が良くないと本物としては残らない。と、つい最近強く思っていたところだったのです。身震いしました。


ちょうど真ん中付近にこの一節はあります。

こんな本を見せていただき、地鎮祭よりもある意味僕の中では大盛り上がりなのでした。あと一冊あったのでということで、こちらの本も見せていただきました。こちらは昭和8年発行の本「どうすれば住宅が住み良くなるか」、なんともたまらない名前です。


工学士、野村茂治著とありますが、Google先生では情報あまりありませんでした。

こちらは住宅そのものについて書いてあります。タイトルの通り、どうすれば住みやすい(心地よい)住宅を考えることができるかという、すごく内容の濃いものです。現代の本で言えば、エクスナレッジ出版の「〇〇図鑑シリーズ」をもうちょっと専門的に書いたような本です。挿絵が少しほぼ文字なので、読めない漢字や意味の理解に時間がかかりそうで、なかなか手間とりそうですが、じっくり読んでみようと思います。

そもそもなんでこんな本をお持ちだったのか不思議ですから尋ねてみると、「今回解体した住宅は増築を繰り返していたもので、昭和6年に増築した際に当時の主人が勉強したのでしょう」とのこと。昭和6年に増築というのも、解体の時に出てきた棟札にしっかり書いてありました。そんなドラマをお聞きしたのちに「この本は差し上げます」と言われ、さらに身震い。

もう、ここまで繋がってくると感動しかありません。そんな歴史のある住宅を建て替えるわけですから、やはり長く残される家にしなければと強く思いました。性能がいいのは当たり前、デザインをよくし、関わる人や地域に残したいと思われ、愛される住宅を目指していきます。

 

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シリーズ記事:なぜ、小さな家を提案し続けるのか?④

2017/12/12

小さな家の設計をやってみよう!

前回までの記事では、小さな家を建てようと思ってからの基本的な考え方を書いてきました。今回は、実際に自分で小さな家をプランする場合どうすればいいかを解説できればと思います。この記事を読んでもらえば、ざっくりプランニングのコツが掴めるのかな?と思います。できるだけ分かりやすく簡単に書いていきますが、わからなくなったらこちらの問合せフォームにご質問ください。精一杯の回答をいたします。ちなみに、プランニングの大まかな流れはこんな感じです。

①敷地の調査(道路、ご近所、方位などの状態を知る)
②敷地の特徴(いいところ悪いところを整理)
③一番窓から見たい風景を探す(見たくない場合はそれでいい)
④駐車場の位置を考え、玄関までのルートを考える
⑤家の中で一番家族が集う場所を想像(通常リビングかダイニング)
⑥外とその場所の繋がりをイメージ(窓から出入りする、しないとか)
⑦間取りに落とし込んでいく

 

まずは敷地の特徴を掴みましょう。

我々プロもここがスタートになります。家を建てようとする土地に立ち、その土地そのものの状態はもちろん、東西南北を基準とする周辺の状況をよく観察していきます。その時に、準備していきたいのが以下のグッズです。

・筆記具(鉛筆2B以上の柔らかいもの、消しゴム、三角定規など)
・下敷き(A3対応程度の大きなもの、画板だと紐がついてるので便利です)
・土地の測量図(測量されてない場合はゼンリンなどを拡大コピー)
・方位磁石(方位を現地で確認、真北を求めたいけど磁北でもまぁOK)
・コンベックス(いろいろ測りたいので5m程度が測れるもの)
・カメラ(スマホでOK、家に戻ってからの確認用。動画でコメント付き撮影がおすすめ)


実際の調査では、こんな感じで現場でスケッチしていきます。その場で感じたこと、特徴的なこと、生かしたい方向や、風の抜け方などなど、多くの情報をこの中に落とし込んでいきます。写真では、前もって準備していた測量図(ゼンリンとかでもOK)を下敷きに、トレーシングペーパーを重ねて使っています。あと、そのトレーシングペーパーに方眼を引いておくとさらにGOODです。方眼のサイズはひとマス910mmで作っておくと、建物のボリュームもわかりやすくなります。

 

まずは駐車場の位置を考えます。

意外かもしれませんが、車があるのであれば駐車場の位置を最初に決めちゃいます。最低でも幅2.5m・奥行き5.0mくらい一台で必要なので、車の台数分予定しないといけません。その位置が決まれば、残った範囲に建物をレイアウトするわけですが、その時に玄関の場所をイメージしましょう。駐車場がここだから、玄関はここにと単純に決めるわけでなく、車を降り玄関までのアプローチにも楽しさやワクワク感を盛り込んでみて。ゲストを迎えることもイメージし、おもてなしの空間として意識しましょう。ちょっとした木立を作るとぐっと雰囲気よくなります。

玄関までのアプローチが決まれば、次はリビングです。一番家族が集う場所を、その敷地の中でどこが一番いいかを考えるわけです。そこから見える外の風景、光がどんな風に動くのか、風はどちらから吹くのか、そこにソファーを置いて座ってるイメージです。現場では立っていますが、家の中で座っている状態をイメージしましょう。立ったまま、風景などを眺めがちですが、家の中にいる時はほとんど座っているはずですから。

 

窓を制せば、暮らしを制す。

色々なシチュエーションを想像しながら間取りを考えていくわけですが、同時に窓の大きさや高さ位置についてもイメージしていきます。窓はすごく大切で、部屋の真ん中にポンと置いただけでは気持ちいい住まいにはなりません。先ほども書きましたが、ソファーに座っている状態でこの窓もイメージします。ソファーに腰掛け、リラックスしている状態です。


ソファーと窓の位置は大切に考えましょう。


天窓も隅に寄せると壁からの反射でより効果的。

 

機能性だけでなくデザインが重要です。

耐震性が優れている、すごく省エネであるなどの性能についてだったり、家事動線がいい、収納のことがよく考えられているなど、使い勝手の良さだったりを考えるわけですが、それだけでは気持ちいい住宅は設計できません。住宅の設計をするにあたって絶対的に必要なものはデザインです。想像してください、今回建てる家の100年後を。そんな先でなくてもいいです、自分たちの子供がその家にずっと暮らしているか?暮らしたいと考えるか。

いくら性能のいい住宅でも、見た目がカッコ悪くては愛着がわきません。愛着がなければ長く存在することができません。一旦子供達も家を出ると思いますが、相続をする場合、そこに住みたいと思うかどうか?仕事などの都合で住むことができないかもしれませんが、簡単に壊して更地で売っちゃうなんてのは悲しいです。もし手放す場合でも、その家がかっこよかったら次の購入者もすぐ見つかるでしょう。

もちろん性能や使い勝手は良くなくてはいけません。それらは当然の標準仕様とした上で、必ずかっこ良い家でないといけないのです。このかっこよさは、デザインする(設計する)人の感性に大きく影響されます。それは経験値の差でも生まれますし、センスという感覚的なものにも影響を受けます。そんなデザインを意識し、美しく設計できればその家は長く愛され、持ち主が変わったとしても存在していけるでしょう。

 

設計は楽しいでしょう。

こんな感じで住宅の設計を進めていきます。設計というと図面を書くことのようにイメージされがちですが、図面は図面イメージした内容を客観的に表現するためのツールでしかないのです。それよりも、その住宅の形をイメージし、他者へきちんと伝えることができればそれでいいのです。あなたがもし自分の家を設計してみようと思ったのならば、今回の記事に沿ってイメージしてください。きっと、どこから手をつけたらいいのかわからないとはならないはずです。順番に考えていけばある程度まとまると思います。部屋の広さをどうするかとか、窓の位置をどうしようなど具体的な内容では考え込むと思いますが、それはそれでいいです。とにかく全体像がつかめれば、あとはプロにお任せしちゃえばいいのです。自分でイメージすることができるということは、相手に想いを伝えやすことになりますから。いかがですか、設計って面白そうでしょう。是非あなたも自分の家の設計にチャレンジしてみてください。

 

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益城の家_本体工事始まる。

2017/12/7

本体工事始まる。

現場は本体部分の工事が進んでいます。基礎コンクリートの打設から、土台が敷き込まれれ、上棟ののち屋根の防水工事まで来ています。

 


設計通りの基礎高さに仕上がっています。鋼製型枠の高さが450mmなので、ギリギリの440mmを設計高さとして、少しでも床下空間が取れるようにしています。将来メンテナンスで床下へ潜ることが必ずあります、その時に動きやすい方がしっかりとしたメンテナンスもできるはず。そんなことを想像しながら高さを設定しています。もちろん、構造強度のことも含めてですね。

 


基礎と土台の間に敷き込まれる基礎パッキンと呼ばれるのもです。樹脂製のものが普及していますが、うちの設計では最近このステンレス製を標準としています。より長く使えるものをという理由から選定しました。

 


土台継手とアンカーボルトの位置関係。地味なところですが、非常に重要な部分だと思います。よその現場ではこれが守られていないところをよく見かけます。基礎屋さん、プレカット屋さん、木材屋さん、大工さん、そして設計者との打ち合わせができていないとうまくいかないようです。現場管理される監督さんの気付きも大きく影響するところです。

*右側の土台が男木、左側の土台が女木、男木が女木を押さえ込む役割があるので、右側の土台にアンカーボルトが必要になります。

 


ホールダウン金物とホールダウンボルトの締結状況。ボルトサイズはφ16と一定ですが、金物の方にはその必要とする耐力により種類がいくつかあります。現代の住宅ではこの金物の高強度化が進んでいるので、設計との照合は必須です。忘れていけないのは、基礎の段階でのボルトの埋め込み長さ。強い引き抜き力(基礎から抜けようとする力)が働く部分では、ボルトの埋め込み長さにも注意が必要です。できる住宅会社はこんなところにも気配りしていますから、「ホールダウンボルトの埋め込み長さって幾つですか?」質問してみるのもいいですね。

*きっちり答えられないところはちょっと不安です。

 


柱のサイズとか、

 


筋交いのサイズとか、

 


屋根の垂木(屋根を作る重要な下地)を建物本体へ固定するビスなどを確認し、

 


屋根防水紙(アスファルトルーフィング)の重なり幅や、

 


壁への立ち上がり寸法などをチェックしたところで、今回の現場レポートは終了です。

 

全体的に職人さん不足とのことで、ゆっくりとした進捗になっていますが、問題なく工事は進んでいます。この調子で、いい住宅ができるのを祈念します。

 

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