お知らせ・ブログ

手動式と自動式、その違いを意識しよう。

2015/04/23

ここ数日いいお天気続いています。気温ぐんぐん上がって、事務所の温度計は26℃をさしていました。今日は朝から伸び放題だった庭の芝刈りをしました。夏を前に芝もぐんぐん伸びていく時期です。ここらあたりからマメに刈り込んでいかないと、雑草さんたちの浸食に抵抗できなくなってしまいます。

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すでにクローバーが広がっています。スギナもちらほら。



とはいうものの、1年ぶりの芝刈り、なかなか思うように進みません。伸びている芝なので、刈り込み寸法も一気に短くはできません。何度も往復しながら、徐々に短くしていきます。

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お昼ご飯の時間。



午前中の4時間くらいでやっと半分、これはヤバいペースです。そんなにゆっくりやったつもりもなく、ひたすらカタコト黙々と芝刈り機を押していたのに。気温もさらに上がってきて、ちょっとふらつきながらお昼ご飯をいただきました。

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15mmの刈り込み。塀の際までは気持ちが持ちませんでした。



お昼ご飯を済ませ、午後の部スタートです。午前中と同じ広さくらい残っていたので、夕方まで掛かるかと思いきや、2時前には完了。1時間ちょいの作業でした。午前中の4時間は何だったのか?

お気づきの方もいらっしゃるでしょう、芝刈り機がかわっています。午前中は手押し式で、午後からは電動式。電動式は、準備が必要だし、延長コードの長さに動きを制限されるし、後片付けも面倒。ということで、使うのは初めてでした。

でも、試しに使ってみようとやってみると、先に書いた面倒さはありましたが、そんなの問題にならないくらい刈ること自体のスピードが速い。ゆっくり準備して、落ち着いて延長コードをさばいて、落ち着いて丁寧に片付けて。それでも午前中4時間だったのが、1時間ちょいです。

なるほどな、と思いました。そして、この感覚は仕事で使っているCADにも似ているなと。手押し式の芝刈り機はJWCADです。使い慣れた、小回りのきく道具です。一方、電動式の芝刈り機は、ここ1カ月弱元島くんが使っているARCHICAD。導入に少々のお金と手間が必要です。初めて使うものですから、想い通りには動かすことはできません。

それでも、迷いながら入力の最終段階にたどり着いたとき、芝刈りと同様一気に完成までいっています。途中の経過を意識することなくいきなりバンっと現れるのです。3Dというだけでない、いろいろな図面として。

設計士も職人です、そう思っていなくても端から見ればどうでもいいようなことに拘ってます。さっさと効率化を図っておけばよかったものを、いろいろ理由をつけて手になじんだものを使い続けてました。それがいけないとはいいませんが、先にあるクライアントのための効率化と品質の向上、そしていいものをつくるという目的のためには、それらは心の中に置いておくだけでいいよなと思います。

1年ぶりの芝刈りでしたが、そんなことを感じた軽作業でした。ちなみに、ARCHICADは元島くんしかまだうまく使えません。ぼくは、JWCADにて目先のスピードにしがみついている状態です(汗)。すぐに追いつくからね、というオチです。

 

 

 

 

 

流し台の排水詰まり予防にはこれ。

2015/04/21

お引っ越しから6年目の山田(仮名)さま邸へいってきました。先日、「台所流しの排水が詰まったみたい」と連絡をもらって、今日はその通管作業の立会いです。今年に入って、二軒目の通管作業でした。どちらも原因は油汚れが配管内に詰まってというもの、日々の食事の支度や油物の洗いが積もり積もってということです。仕方ないといえば仕方ないところです。

ただ、詰まりが発生するご家庭と、発生しないご家庭とがあります。時期の差があるとしても、通管をして出てくる汚れは明らかに油汚れです。でもそのご家庭が油物ばかり使われているかというと、決してそうではないようです。使用量にも関係あると思われますが、それ以外にも原因というかきっかけがあるのではと想像しました。

その辺りのことを通管作業をやって頂いた専門家に聞いてみました。原因は何でしょう?僕ら設計の想像は配水管の勾配が緩いとか、曲がりが多くて引っかかりリスクが高いとか、設計や施工の状態に起因することです。ただ、そんな無茶な設計でもないし、施工もきちんとされているものなので、原因の特定にはなかなかたどり着きません。そんな中、専門家からかえってきた答えは意外なものでした。

「もっと水を流した方がいい、お湯を定期的に流した方がいい。」

節水とか、省エネとかの意識がどんどん高まってきている現代。それが、この配水管詰まりに関しては悪い影響を与えているようです。確かに、二軒のお宅とも節水や省エネには気を使われているところです。環境にいいことをとなるべく水を使わずに、こまめに蛇口を締めて洗い物をしておられたご家庭。えぇ—って内容ですよね。

とはいうものの、やっぱりそんなにジャンジャン無駄遣いは勿体ないので、定期的にシンクにお湯を張り、それを一気に流すという方法を伝授して頂きました。月に2回くらい(決まっていないようなので自由に)、50℃程度のお湯でいいようです。そこで勢いよく流れてくれれば、詰まりの予兆も確認できるようです。なんだか、血管が詰まる人間の定期診断みたいですね。

設計段階での予防策もイメージできました。水量が少ないことが・・・、というより、水量が多ければ詰まりのリスクは軽減できるようです。ということは、お風呂(浴槽)の排水を一番水上側に設け、最下流に流し台などの油物が流れる排水を持ってくればかなりリスク軽減できるはずです。これまでに設計した住宅で、そうなっているところは記憶にありませんが、一つのアイデアとして意識していこうと思います。

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地味な地味な見どころ。



写真は排水の詰まりには関係ありませんが、当時の大工さんの地味だけど、ぶるっときた仕事を今頃見つけました。床下に潜ろうと点検口に手を掛けた時、目に飛びこんできました。床巾木(ゆかはばき)とタテ枠との取り合い部分。巾木が留(トメ)で納めてあります。トメで納めるのはよくありますが、この大工さんのすごいところは、折り返しの巾木の長さが極端に短いのにこんな納め方しているところ。巾木の厚みくらいしかないので、普通の大工さんなら巾木の小口を見せているはずです。よくても、面取りするくらい。わざわざ、この長さの巾木をトメ加工とは。

竣工時には気づいてなかったとっても地味な、でもすごい発見でした。家もいい感じで使い込まれ、久しぶりの晴れ間にキラキラしていました。使い込まれ具合が分かる涼しげなカットはこちら。

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黒いピンコロ石のスキマの多肉植物。施主による庭づくり。



気持ちいいメンテナンスでした。

 

 

 

 

中古住宅購入とリフォームセットでフラット35。

2015/04/20

ずっと固定金利の安心でおなじみのフラット35。本日、うれしい情報が発表されました。

フラット35
フラット35のサイトより 【フラット35(リフォーム一体型)】の取扱を開始しました。

中古住宅の購入資金と、リフォーム工事に必要な資金をセットで融資してくれます。ありそうでなかった住宅ローンです。これまで、中古住宅の購入にはこのフラット35が利用できたのですが、リフォームまでは利用できませんでした。

中古住宅をそのまま使えればいいのですが、そうでなく少なくとも水回りだけのリフォームが伴うものが多かったと思います。その場合は、住宅購入にはフラット35(いろいろな基準をクリアした中古住宅である必要があります)を使い、リフォーム工事は各金融機関のリフォームローンを利用と、面倒で使い難いものでした。そのため、リフォームを前提とした中古住宅の流通も活発ではありませんでした。

今回、この中古住宅購入とリフォーム工事セットのフラット35ができたことで、中古住宅の流通も増えてくると思います。一見すると魅力的でない中古住宅も、リフォームすることで見違えることたくさんあります。地域にものすごく魅力があったけど、建物は・・・と思っていたものとか、選択の幅は広がります。

リノベーションという言葉もよく耳にするようになってきました、これからはリフォームの技術や魅力はますます発展していくと思います。土地購入からの新築だけでなく、中古住宅購入+リフォームという選択肢も家づくりに加えていっていいはずです。

費用的なメリットもさることながら、現状でカタチある住宅ですから、リフォームをすればどうなるかのイメージもつき易いはずです。新築と絶対的に違うそこにあるということが、最大のメリットです。

設計デザイン目線では、そこにあるものに何が不要で、何が必要か。これをそこに住まうご家族の暮らしをフィルターとして整理していきます。そこにあるものという条件があるわけですから、意外と組み立て易かったりするのです。

これまであまり取り上げられなかった中古住宅購入とリフォームをセットした家づくり。これを機会に増えていけばいいなと思います。新築だけでない家づくりでもっと豊かな暮らしを創造していければと思います。

 

 

 

またまた、元島くんネタです。

2015/04/14

入社から1週間が過ぎました、期待のニューフェイス元島くん。学校では、JWCADとVECTORWOKSを使って建築図面を書いていたようです。どちらもうちにあるCADなので、実践マンとして心強い存在です。

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自然な笑顔も作れるようになってきました。



 

何をやってるところでしょう。笑顔の練習ではありません。CADの操作性と作り上げた案件についてのプレゼンテーションをやってくれてます。

1週間の実績をプレゼン。

1週間の実績をプレゼン。



採用試験にも採用したプレゼンテーションです。うちのスタッフ教育には必須となってきました。今回のCAD実践報告もその一つです。

使っているCADは今話題のARCHICAD18。いよいよ実践の場に登場です。僕はまだ即戦力のJWCADを使っていますが、元島くんにはこちらを勉強してもらっています。はじめて触るCADであるはずなのに、どんどん吸収していってくれています。JWCADをつかったこれまでの2次元建築教育より、このCADを使った実践型(3次元)教育の方が効率いいように思います。

ノートパソコンを自分のデスクから持ち出し、ミーティングテーブルにセットされたプロジェクターに繋ぎます。このプロジェクターに繋ぐ行為自体も経験です。どこに本体を置くのか、高さやゆがみの調整はどうやるのか、部屋の明るさはどうか。

それれらを細かく教えていきます。元島くんも素直に「はい」と返事をしてくれます。ひと通りセッティングを済ませた所でこのセッティングの意味を伝えることに。

今なにをやっているのか、やっていることの本質はなんなのか?そんな感覚を常にもっていてもらいたい。このプロジェクターの準備もその意味を考え、ただプロジェクターが使えるようにするために準備しているわけではなく、人に分かり易く伝えるためにプロジェクターをセットしてるんだ、ということに意識をもっていく。そうして準備したプロジェクターには伝える力が生まれるはずです。

いよいよ、BIMソフトARCHICADの実践報告です。どこからどう説明していいか手間取っているようです。でも、ここからは手出ししません。とにかく、このソフトを数日触った感覚と、それによって作り上げた成果を見せるだけ、しゃべるだけです。分かり易くなんて求めてないから、気にせずバンバンしゃべってもらいました。

すると、勝手に言葉が出てくるようです。まだまだ、たどたどしい所はありますが、伝えよう、分かってもらおうという気持ちが伝わってきます。聞いている側もついつい質問が増えてきます。そうすると、その質問からほかの事へ解説が広がります。いい流れです、自然と伝える楽しさを体感してくれているようです。楽しくなると、成長はぐっとはやまるまずです。

このプレゼンテーションを軸にした実践型教育、うちにぴったりのようです。自らが行動して相手に想いを伝えるという行為がどれだけ大変で難しいことか。だからこそ、どうすればより効果的に伝えることができるか、気持ちよくもてなすことができるか。利休が客を招く前に庭に紅葉を散らしたように、元島くんにもそんな感覚をつかんでもらえればと思います。そして、その経験を次回の新入社員に伝えてもらえれば、FAD建築事務所の教育の連鎖は勝手に始まるはずです。自分の言葉で伝えることで、自身の考えや想いも整理できます。まさに、プレゼンテーションは一石二鳥なプログラムだと思います。

 

春です、新入社員はいりました。

2015/04/3

ほんとあったかいですね最近。4月になりましたが、今年はこれまでの年度始まりとは違うものになってます。ご存知の通り、新入社員が入ってきました。元島雄太(モトシマユウタ)くん二十歳。建築系の専門学校を卒業したばかりのピチピチルーキーです。

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昨年11月4日に採用試験を受けてくれました。その前の会社訪問から、うちへの入社を希望してくれていたので、それだけで即採用でも良かったのですが、一応カタチは必要かなということで採用試験を実施。これまで、採用試験などやったことがなかったので、何が良いかと考えてみました。

筆記試験?なにを問題にするの?卒業制作の実績比較?どれもこれも、うちの採用試験としてはしっくりきません。そこで試験という型を外してみることに。イメージしたのは彼らの将来像でした。何年先になるのか分かりませんが、いずれはお客さまのアドバイザーとして相談を受けたり、職人さんとは現場の納まりを打ち合わせしたり、もっと先では独立して自分自身で仕事をゲットしたりするでしょう。その時に必要な感覚を採用試験としてみよう。そうやって考えた採用試験が、自己プレゼンテーションでした。10月末にその自己プレゼンテーションの要領書を渡し、11月4日の試験に向けて自分自身をまとめてもらうことにしました。

いわゆる自己アピールや、自己紹介ではなく、自分自身がどういう人間であるか、そんな自分にはどんな価値があるのかなどを発表してもらいます。客観的に自分自身を見ることが出来るか、それを自分を知らない他人に伝え魅せることが出来るか。発表すること自体(本番)も大切ですが、自身を知ることが大切だと思うので、それを考えている時間(準備)を持ってもらいたかった。

設計・デザイン・監理・作図などなど、設計事務所として必要な技術や知識は、経験を積み勉強さえすればいずれは持つことができます。早いとか遅いとかセンスあるとかないとか、個人差はあるでしょうが身についていくはずです。新入社員として必要なこれらのスキルを学ぶことは大事ですが、それと同時に自分自身を魅力的に魅せることができなければ、そのスキルを活かすことすらできません。

そんなことを思いながら、自己プレゼンテーションという採用試験を準備してみました。二人がその試験を受けてくれて、それぞれが2週間の時間の中でプレゼンテーションを考えてくれました。ぼくがイメージしていた魅せるものにはまだまだ遠いものでしたが、なんとか伝えたいという気持ちは届きました。4月1日からFAD建築事務所の一員です。これからは、技術的な勉強はもちろんですが、魅せるための感覚も伝えていければと思います。まず最初の魅せる勉強ということで、こんな写真にチャレンジ。

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ぼくよりちょっと身長が高くて、ちょっとだけ痩せてるので、半歩後ろに下がってみました(笑)。



笑顔の練習。無理矢理にでも、笑顔になれるようにという練習です。結果は、笑顔というより変顔になっちゃってますが、セルフタイマーで3人で写真撮ってる時の感覚(工夫)を覚えていてくれればと思います。自然に笑顔が出せるように、ちょいちょいいじっていこうと思います。

 

家づくりの話し、お金づくりの話し。

2015/03/13

◎お金に悩むではなく「使う」感覚

住宅建設のための資金計画。家づくりに必要な目先の工事費や土地代のことだけでなく、将来の暮らしも想定したより安心できる計画、キャッシュフローが分かることで、自分自身で納得できる内容を選ぶことができます。キャッシュフローが分かると、お金をコントロールできることに繋がります。お金に左右されるのではなく、お金を自分の意志で使う感覚。住宅ローンでは重要な感覚だと思います。フラット35のサイトではそういった資金計画のためのローンシミュレーションがいくつか準備されています。その中でもおすすめは、「資金計画シミュレーション」。

住宅取得のための資金計画をはじめ、毎月の家計収支や将来のライフイベントを踏まえたキャッシュフローなどを試算できます。

まさにそのままの内容です。ただし、その入力内容は多岐にわたり、なかなか簡単にはいきません。もし出来たとしても、入力されたものに対しての評価なので、そもそもその入力内容自体が妥当でない場合は結果も妥当でないこともあります。その辺りの判断をするのはやっぱり無理ということです。

そんな時に活用してもらいたいのがFP(ファイナンシャルプランナー)です。それも、フリーな立場の人。銀行マンや保険マンにも多くのFP資格者は存在しますが、どこかに属している限り、その組織の利益にならない提案はし難いのも事実ですね。フリーのFPへの相談料は有料ですが、そのメリットは大きいです。いいFPとの出会いがおかねを「自分の意志で使う」感覚の近道です。

◎資金計画とは別のお金の話。

資金計画についてはFPにお任せするとして、こちらでは住宅建築にまつわる補助金の情報をお届けします。年度末なので、まだ決定していないものもありますが、ほぼ決まっているので書いちゃいます。各種情報誌などでもいわれているものなので、知っているものもあるはず。もう一度見直してみるのもありですね。

【省エネ住宅ポイント】
以前あった住宅エコポイントのバージョンアップ版です。省エネ性能の高い住宅の新築や省エネ効果のあるリフォームに対して、最大30万円分のポイントが交付されます。また、同時に耐震化を行う場合は15万円分プラスされます。中古住宅を購入後に上記二つを行うとさらに、10万円分のポイントが追加されます。

【経産省ゼロエネルギー住宅補助】
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の実現に資するような、高断熱性能、高性能設備と制御機構等を組み合わせ住宅の年間の一次エネルギー消費量が正味(ネット)で概ねゼロとなる住宅を導入する建築主等にその費用の一部を補助されます。※今回は定額130万円の予定だそうです。

【高性能断熱建材リフォーム補助】
高性能な断熱材や窓を使った断熱リフォームに対して3分の1を上限に150万円までが補助されます。

【長期優良化リフォーム補助】
長期優良住宅補助のリフォーム版です。基本的に100万円の補助が実行されますが、より優良な基準をクリアすると200万円の補助が受けられます。

【長期優良住宅補助】
定められた長期優良住宅の基準をクリアしたものに最大120万円の補助が適用されます。また、税制上の優遇も受けられます。

【低炭素住宅補助】
これまでにもあった施策でしたが、税制優遇がある程度で補助そのものはこれまでありませんでした。それが今後は120万円程度の補助がありそうです。ただ、単独ではなく「地域型住宅グリーン化事業」としてが条件になりそうです。

【国交省ゼロエネルギー住宅補助】
こちらは、先に書いた「地域型住宅グリーン化事業」のなかでも、ゼロエネルギー住宅に対して165万円が補助されます。経産省のものとは違います。

【高性能住宅に対する金利引き下げ】
長期優良住宅や省エネ住宅などを対象に、長期固定金利住宅ローン「フラット35S」で、金利が0.6%引き下げられる金利優遇があります。これはすでに実施されています。

ざっとこれだけの補助事業がありますが、それぞれに細かな規定や条件が設定されています。内容を把握し、それらをクリアさせるには知識と経験が必要です。でも、こんなのがあるんだということを知っていて頂きたい。特に、省エネルギー関連のものは、エネルギーロスを少なくする、効率よくエネルギーを使うための性能や基準を設けてあります。決して補助金だけを目的とせず、しっかりとそれらの条件(ルール)を設計(クリア)し、それに乗っ取った施工を行えば、将来にわたっての経済的効果も生まれます。さらに、健康に暮らすためにも大きく寄与していくことになるので、積極的に取り入れていきたいものばかりです。

◎とにかく、お金に惑わされないこと。

資金計画の話、補助金の話とお金の話ばかりを書いてみました。ここまでお金の話をすること自体、かなりお金に縛られている模様ですが、「彼を知り己を知れば百戦殆からず(孫子)」。その彼(お金)のことを知り、自分たちの状況を把握することで、自分たちのために最善を選択できるようになるはずです。

省エネ住宅ポイントのWebサイト

省エネ住宅ポイントのWebサイト



 

 

収納が少ない=不幸ではない。

2015/03/11

収納が少ない、足りないってよく聞きますね。実際、その収納で困っている方も多いはず。では、その困ったを解決しましょう!といきたいところですが、今回はちょっと趣向を変えて、世界の暮らしをちょっとだけみてみます。

◎面白い写真集

TOTO出版から「地球家族 世界30カ国のふつうの暮らし」という変わった写真集が出ています。世界の平均的家族の持ち物と暮らしをレポートしたもので、1994年に国連が指定した1994国際家族年に向けたフォトジャーナリスト.ピーター・メンツェルの活動記録です。

各国の中流階級の家族を説得し、家の中のもの・持ち物などをずらっと外に並べて写真を撮るという内容です。その実写の暮らしに、各種統計データを関連付け、知っているようで知らなかった世界の暮らしぶりを感じるというもの。テレビや新聞で知っていた外国の暮らしが、写真を通してリアルに飛び込んできます。そんな写真集の一部を紹介します。

地球家族 TOTO出版

地球家族 TOTO出版



取材時期が1993年くらいなので、2015年の現在とはちょっと違いますが、興味深い写真がいっぱいです。

アメリカの暮らし

アメリカの暮らし



まずはアメリカです。みどりの芝生にガレージ付きの家。フォトフレームに納められた家族写真は映画で見ていたアメリカそのものですね。

イギリスの暮らし

イギリスの暮らし



次はイギリス。こちらも大体想像がつく絵になっています。花柄のシャビーなソファーがいかにもって感じです。

イタリアの暮らし

ベトナムの暮らし



ここからは極端に持ち物が減ってきます。内容をみてみると確かに不足は無いようです。

タイの暮らし

タイの暮らし



ブータンの暮らし

ブータンの暮らし



幸福度が世界一というブータン。ものがいっぱいある=幸せである。ではないですね。

南アフリカの暮らし

南アフリカの暮らし



モンゴルの暮らし

モンゴルの暮らし



ノマドな暮らしを基本としていたからでしょう、まとまりのあるボリュームと必要最低限のものたち。

◎日本の暮らしは別格

最後に日本です。1992年平成4年の撮影とのこと。今から23年前ですから、ぼくは22歳。就職して2年目くらいなんですが、かなり昭和なニオイがします。にしても、荷物の多いこと。他国を圧倒しますね、しかもバラバラのサイズでまとまりが無い。撮影時のエピソードで、住宅密集地なので家の中のものを外に並べること自体に苦労したとありました。なるほどという絵です。

日本の暮らし

日本の暮らし



でも、なんんだか落ち着く。なんで落ち着くのか?おそらく、記憶なんだと思います。自分が生まれ育って、これまで生きてきた暮らしぶりが、この写真には写っているからだろうと思うのです。

◎落ち着くの理由

この写真集を見て「あぁ、日本はこんな雑多な生活、ものに埋もれた暮らしか」と最初は正直げんなりしました。でも、何度か見直しているうちに、なんか落ち着くなぁとそこで感じるものが変わってきたのです。この写真集にであったのが4年ほど前。それから今日までこの一枚の写真に対する感じ方が少しずつ変わってきました。落ち着くという感覚を普段の住宅設計の中で、大切にするようになってきたからだと思います。

ものの無いスッキリとした家がいいという声、多く聞かれます。雑誌やテレビでもそんな住宅が多く取り上げられます。でも、なんか落ち着くという空間は、程々にものがあり、そこに生活臭を感じ、暮らしが見える住宅にこそ生まれるのかなと最近特に思っています。そんな目で上の写真を見てみると、これもアリだなとほんわかした気持ちになれます。

収納をどうしようなんて問題も、もうどうでもいいのかもしれません、ものに埋もれた暮らしに落ち着きを感じるのであれば。それよりもその暮らしを想像できるかどうかにこそ、収納の困ったに対する解決策はあるのではないでしょうか。ものを買うとき、それをどう使いどこに仕舞うのか、使っている自分が想像できるか、しっかり仕舞える空間を想像できるか。暮らしを想像すること、イメージトレーニングのように繰り返すことで、いい住宅ができると思います。

 

小屋が流行っているようですね。

2015/03/9

◎小屋のイメージ 小屋のイメージってどうですか?”小屋(コヤ)”という言葉の響きに小さな物置とか、狭いとか、暗いとか、カビ臭いとか、マイナスイメージが一般的には先行していたと思います。そんな小屋なのですが、最近よく目にするようになり、注目を集めているようです。雑誌もいっぱい出ているようです。検索すると、ログハウス系のものがたくさんヒットします。まぁ、ログハウスは昔から趣味の世界であったわけで、丸太小屋というものの先に書いたいわゆる”小屋”とは別格ということですね。みなさんは小屋にどんなイメージを持っていますか?

◎子供の頃の小屋 アルプスの少女ハイジとかに出てきそうな小屋。どこか秘密基地のような囲われた自分だけの空間。そんな空間に憧れていたのを思い出します。そんな自分だけの究極の空間、当時は押し入れでした。たたみ1枚分の真っ暗な世界。そこに懐中電灯を持ち込んで、好きな本を読んだり、プラモデルを組み立ててみたり、誰にも邪魔されない自分だけの城でした。布団が少々臭ったのも覚えています。

◎小さな空間=小屋 Wikipediaで小屋を検索すると、やはり粗末な小さな建物といったマイナスな解説がついています。ただ、最近注目を浴びているのは、小さいということを意味する小屋であるようです。ということは、先に書いた押し入れも小さな空間としての小屋なのかもしれません。そして、その小さな空間でどれだけの暮らしができるか、その暮らしの哲学を楽しむ人が増えてきているのかもしれません。小さな空間で楽しむ暮らし。粗末という負の表現ですら、そこに美的なステイタスを見いだす、そんな感じなのかもしれません。

◎リアルな小屋を感じる 小国町にある親戚のおうちの離れです。木造2階建てで、延べ床面積は6坪。1階部分は開かずの間になっていて見ていませんが、1階6帖、2階6帖の板の間になっている素朴な小屋です。

木造2階建ての小屋。1階と2階別々に出入り口があります。

木造2階建ての小屋。1階と2階別々に出入り口があります。



トタン屋根にオール板壁、木製のガラス窓に出入り口には木の橋が架かっています。今見てみると、なんとも可愛らしく感じる佇まいです。義母はここで勉強していたそうですが、冬寒く、夏暑かったと思うので、当時はそんな風に感じる余裕はなかったでしょうね。

見晴らしは最高!窓の高さもねらっているのか?

見晴らしは最高!窓の高さもねらっているのか?



コーナーに集められた窓からは、近くの山のみどりと、近隣の風景を見下ろせます。丸裸の木の構造と、天井からつり下げられた裸電球、頭を少し下げるくらいの天井高さが、この6帖という広さに奥行きを与えているようです。

◎暮らしをイメージしてみる 小さいというくくりで、最近この小屋が注目されているようです。自分だけの趣味の部屋、庭にちょっと建てられそうな手頃なボリューム、DIYも楽しめそうな手の届く価格、そんな切り口で小屋が紹介されています。あくまでセカンドハウス的な紹介です。それはそれで夢があり、子供の頃のワクワクどきどきが感じることができいいのですが、これを主たる生活や暮らしを通してイメージしてみるとどうでしょう。

普通は「6帖では生活できないでしょう」となりますよね。でも、そこをもうちょっと考えてみます。寝るのに必要なスペースは?食事をとるにはどれだけの広さが?食事の支度はどんな感じで、お風呂もどれくらいあれば済むのか?などなど、必要最低限の広さってどれくらいかを考えてみます。これまでの常識にとらわれない広さが見えてくるはずです。その広さをうまく配置し、並べ整理することで、実数以上の広がりも作り出すことができます。

暮らしの広さをそうやって感じることで、本当に自分たちにぴったりの空間が創れるはずです。自分たちのミニマムを知る、そしてそこから空間を広げていく。なるべく小さく住まうということを意識した家は、ただの粗末で小さな建物ではなく、そこに住まう人々にとっての最上級の小屋になり、そこでの生活はより豊かなものになるはずなのです。

 

Instagramもいいけど、Pinterestの方が実践的という話。

2015/02/27

◎Pinterestをご存知でしょうか?

身の回りではInstagramを楽しんでる女子が多いのです、うちの家内も使っていてハッシュタグ付けまくってます。ぼくも一応使っていますが、撮影した写真を気軽にエフェクト掛けるために使っているようなものです。エフェクト掛けたものはFacebookにあげています。同じ写真をキーワードにしたソーシャルネットワークアプリとしては、断然Pinterestをお勧めします。

◎とにかくきれい

instaとpinteを比較すると、出てくる写真の質が全く違います。とにかくpinteは美しい。instaのやり過ぎエフェクトとは比べ物になりません。まぁ、そこがinstaのいいところであり、ウケている理由でもあるのでしょうが。廻りの女史たちがinstaで何を撮っているかいるか見てみると7割ファッション、2割食べ物、残りはその他って感じみたいです。ファッションが大半を占めているところをみると、写真がきれいでヒットする写真の画像が圧倒的に多いpinteの方がいいようですが、そうではない。何度か勧めてみたのですが、使い方が分からな—いという返事。その先は使い方を勉強しようとはせず、やっぱりinstaに戻ってしまいます。

◎そもそもその違いはなに?

Pinterest は、Instagramのようなカメラ+エフェクト+ソーシャルアプリではなく、はてなブックマークのようなブックマークサービス。ネット内にある画像や動画をお気に入りとしてネット上でブックマークするものです。お使いのブラウザにもお気に入りとか、ブックマークという機能があると思いますが、それがネット上でしかも画像や動画に特化したものというと分かり易いと思います。そのブックマークがpinteユーザー間で共有(ソーシャルサービス)されているものなんです。それともう一つの機能がGoogle や Yahoo! のような検索エンジンです。

◎サーチエンジンがいい。

instaでもハッシュタグ#で検索はできますが、pinteの検索は別物です。これを使えるようになると、これまで知らなかった世界がどんどん目に飛び込んできます。これが使えるとと随分な言い方ですが、そんなに難しいわけではありません。

クローゼットで検索すると・・・。

クローゼットで検索すると・・・。



これは仕事中に、ウォークインクローゼットをどんな風につくろうかとアイデアを探していた時に検索した画面です。pinteを使い始めるまではgoogleの画像検索を使っていました。それでも結構お世話になったのですが、こっちは質も量も種類も驚くほどずば抜けています。ただ一つだけこの検索機能にはコツが必要です。そのコツさえ使えばあなたもpinteの恩恵にあずかれるはず。

コツと言っても大それたものではありません。検索する時にアルファベットを使うということだけ。先のクローゼットであれば、Closetと入力する、たったこれだけです。ぼくは、英語ができないので、まず”クローゼット 英語”とgoogleで検索するという一手間ののち、結果に出たアルファベットをpinteの検索窓にペーストしています。ちなみに、日本語で検索すると当然日本語での写真検索しか引っかからないので一気にボリュームダウンします。

◎ほかの検索ワードも試してみる。

リビングというキーワードで検索してみます。あわせて、Livingでもやってみます。

リビングで検索した結果

リビングで検索した結果



カタカナでの結果はこんな感じで、アルファベットだと下のようになります。

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Livingで検索した結果。



一気に英語圏の情報があふれてきます。元々、日本であまり人気が出ていないpinteですから、英語検索の方が優位なのは当たり前ですね。本国アメリカではアパレル系のビジネスモデルとして、ウィンドウショッピング的利用が多いと聞きました。きれいな写真を見ていると衝動買いしたくなるのも何となく分かります。

◎おすすめのキーワード。

最後に、もっともぼくがグッときたキーワドはDIYです。世界中のDIYの写真がいっぱい出てきます。なるほどなぁとDIYの域を超えたクオリティでありながら、自らもチャレンジしたくなるような写真もあります。とにかく写真がきれい。まだ、やったことがないというそこのあなた、是非一度このPinterestにチャレンジしてみてください。おすすめですよ。

 

寒い窓辺はこうやって改修する。

2015/02/23

築50年の平屋戸建て賃貸にて暮らしの実証実験。先日からなんどか記事書いてきましたが、今日はその住宅をリフォームした際、窓周りをどう納めていたかを書いてみます。今回の内容はどちらかというと玄人向けに書いていますので、一般の方には分かりにくい表現あるかもしれません。その時はググってみるか、ぼくに聞いてみてください。

◎大げさに触らない。

築50年の住宅をリフォームして使うといっても、テレビでおなじみのような大掛かりな工事はやりません。というかできませんよね、賃貸なんだから。ただそれでも、少しでも快適に、そして気持よく暮らしたいもの。そこで、今回のリフォーム内容は大きく3つだけにしぼりました。もちろん大家さんへの相談確認、無事OK頂きました。

①床材の無垢化。

②内装塗り壁の色変更。

③開口周りの補強と装飾。

◎なるべくゴミを出さないように。

まずは床の無垢化。不動産屋さんの案内でこの住宅を訪れたとき、床材はいわゆる合板系の薄っぺらいフローリングでした。それでもワックスが掛けてあり、ぴっかぴかに光ってました。

合板系フローリングと既存の状態。

合板系フローリングと既存の状態。



賃貸によくある、退去時のリフォームです。とにかく新しいものに交換、そしてなるべく安くというものです。これをなんとかしたいということで、いつも使っている杉の厚板30mmに交換。と思いましたが、張り替えとなると、今張ってあるフローリングを剥ぐ必要がありますし、その後ゴミとして処分しなければなりません。

もちろん剥ぐにも、ゴミ捨てるにもお金が掛かるので、張り替えをやめ、杉板を8mmくらいに加工してもらい、現在のフローリングに増張りすることを選択。敷居とか、扉の下端とかの調整はありましたが、見事狙い通りに増張りできました。

たたみ敷きの2部屋はたたみを処分して、ここには杉の厚板30mmを張りました。あらためて踏み比べると、厚板の方がやぱり気持いいですね、当然といえば当然です。ゴミの量を減らす、手間を減らす意味ではこの増張りはいい方法でした。

◎色は重要な環境要素です。

人それぞれに好きな色、嫌いな色あると思います。色を決めるとき、折角塗り替えるならちょっとポイントでとか、テレビや雑誌のようにかっこ良くと、濃い色を選ばれることよく見てきました。おしゃれなショップや、飲食店でも濃い色が使われているところ多いです。いいなぁと思われる方も多いと思いますが、濃い色はきちんと考えて塗らないと失敗します。

なにが失敗になるかというと明るさです。濃い色は光を吸収してしまい、同じ明るさにも関わらず暗く感じてしまいます。反対に白い色は光を反射し、少ない明かりでも明るく感じさせてくれます。

壁塗りは家族で楽しめます。

壁塗りは家族で楽しめます。



好きとか嫌いとか、かっこいいとかかっこわるいとかの感覚とは別に、明るさの違いを感じるのには、色が薄い濃いというのが影響するということです。そういうことなので、もちろん真っ白に塗り替えました。夜の照明のあかりはもちろん、曇りや雨の日でも明るく光を反射しています。

◎簡単で効果的、開口部の補強。

そして今回のリフォームの目玉、地味ですけど開口部の補強です。今あった開口部はさすがに築50年、なかなか大胆な隙間と、ペラッペラなガラスに、これまたぺらぺらなアルミ枠。断熱なんて全く期待できないものでした。よくも前の人はこの状態で暮らせたなと変な関心をしました。

サッシの上にはカーテンレールがセットされています。ここにカーテンが下げてあったのでしょう。カーテンが好きじゃないという人はだいたいここでブラインドとか、ロールスクリーンを選ぶんですが、うちの場合はやっぱり紙障子です。普段から使っているので、その性能や雰囲気も一番分かっています。

ただ、障子を取り付けるにはそれらを走らせる敷居や鴨居、それにタテ枠(方立て)が必要です。それらをどう納めるかで、性能にも見た目にも大きく影響してきます。今回のリフォームでは、既存サッシとの取り合いに注視して枠材を加工し、現場に取り付けました。

◎既存サッシと枠の取り合い。

既存の押し入れ枠との取り合い。

既存の押し入れ枠との取り合い。



右手に見えるのが今回追加した障子と障子枠です。その上にアルミサッシが見えますが、欄間付きのサッシでした。この部分は天井に近い部分なので、冬場のダウンドラフトは気にせず、夏場に解放できるようにあえて障子は設けませんでした。

思った通り、冬場は問題なかったです。で、左手に見えるのが既存の押し入れ。障子枠がついた分、押し入れのふすまは最後までしまっていません。ただ、見た目には引き違いなのであまり分かりません。時代のついた押し入れ枠と、真新しい障子枠のコントラストがリフォームならでは。

押し入れ内部から。

押し入れ内部から。



押し入れの内部からの様子です。写真中央の入隅に縦に見えているのが、元々の押し入れタテ枠です。その手前が化粧で張ったラワンベニアで、その手前が新規の押し入れタテ枠です。だいたい130mmほど押し入れの出し入れ範囲は狭くなったのですが布団の出し入れには問題なしです。

障子枠の足下、敷居の様子。

障子枠の足下、敷居の様子。



ここの床が既存フローリングに増張りしたところです。なので、敷居も床の上に乗っかっています。掃き出し窓といいますが、現代では外に箒で掃くことなんて無いのでこの段差は問題なしです。外部にデッキなどがあり室内と繋がる場合には床にあわせた方がいいかもしれません。あるいは、腰掛けれるくらい高くしても面白いですね。

押し入れ枠と掃除枠の関係。

押し入れ枠と掃除枠の関係。



押し入れ、障子共に開け放った状態です。大工さんの気持ちが伝わってきます。右手サッシの上部入隅には隙間が見えます。クレセント掛けた状態でこの有様。障子なしではダウンドラフト以前にすきま風がすごかったはずです。

ふすまと障子。

ふすまと障子。



障子枠分だけ、ふすまのタテ枠の位置がずれてます。こんなところにドキッとするのはマニア過ぎますか(笑)。

間仕切りふすま戸と障子。

間仕切りふすま戸と障子。



こちらは、部屋の間仕切りになるふすま戸(写真中央)と隣り合った部屋の障子窓の様子です。

サッシ現しの状態。

サッシ現しの状態。



この三方からふすまや障子が取り付く枠。実は内部は空洞になっていて、3枚の枠材がくみ合わさって柱状に見えているだけです。取り合いの出隅部分をピン角で納めないのは、ぼくのただのこだわりです。留が好きな人は留でもいいと思います。

鴨居の状態。

鴨居の状態。



既存の鴨居にしっかりタテ枠が取り付いています。

玄関ドア。

玄関ドア。



こちらは番外編。玄関ドアです。廻りのタイルの雰囲気、縁取られたアルミの部分を見てもらうと分かる通り、The60’sといったニオイがぷんぷんします。もともとついていた扉もそんな雰囲気だったので、それもいいかなと思いましたが、やっぱり建て付けが悪くなっていたので、スギの板戸に交換しました。

で、いつか試してみたかった荒材での仕上げに挑戦。毛羽立った板の雰囲気が何ともやさしい。変化を楽しむために塗装もしていません。どんな風に成長するか楽しみです。

見えるかな?

見えるかな?



もうちょっと寄れば良かったのですが、板材の毛羽立ち見えますか?もうちょっと荒々しく毛羽立っていても良かったのですが、建具屋さんが遠慮して磨いてくれてました。築50年のペラペラアルミ枠を残して、扉だけを差し替える今回の方法も十分使えるやり方でした。既存枠に、ビス穴とか傷とかは残りますが、それすら愛おしくなります。

◎やっぱり面白いリフォームは。

いかがでしたか、自宅のリフォームの開口部廻りに特化して書いてみました。本来であれば断熱改修も含めてやれればなお良かったのですが、さすがにそこまでは賃貸に投資できませんでした。これが持ち家のリフォームであれば、ものすごく快適な健康住宅に生まれ変わっていたでしょう。たった、紙障子を追加しただけでこれだけ暖かくなったのですから。いやーほんとリフォームって面白い、大げさなものでなくても、アイデアと暮らし方の工夫で楽しさ倍増になるんです。

 

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