益城の家_ 思い出の家

益城の家_いよいよ外壁工事の始まりです。

2018/03/6

外壁工事の開始です。

寒さまだ続きますが、相変わらず綺麗な青空です。この現場で見る青空は他とは違うような気がします。


写真の加工とか一切なしです、撮りっぱなしの生データ。空の青さが凄すぎます。

 


外壁のサイディングが張られています。設計ではそとん壁だったのですが、工務店さんとお客様との打ち合わせでサイディングになったようです。白い横筋(おそらく櫛目のパターン)が入った、落ち着いた雰囲気のものです。

 


造作建材も続々入荷中のようです。写真は窓枠や扉の枠材たち、ウッドワンの製品で揃えてあります。

 


和室周りの造作材です。表面に天然木を貼り付けた集成材です。出来上がってしまえば本物との区別はなかなかできないものです。狂いが少なく施工性がよく、品質のばらつきのない素材になります。

 


2階にある個室も随分部屋らしくなってきました。こちらは西側を見たところ、正面の壁には机と吊り戸棚が造作で取り付けられます。

 


振り返って北側を見ています。低めに抑えた北側の窓、この脇にベッドが置かれるのでその高さに合わせた窓の高さです。

 


南側と東側を望んでいます。窓向こうに山の稜線がうっすら見えています。肉眼ではもっとはっきり見えるのですが、写真だとコントラストが強すぎて白トビしています。

 


ということで、ベランダに出て露出を稜線に合わせて撮って見ました。肉眼ではもっと綺麗に見えますが、雰囲気は伝わったでしょうか。

随分家らしくなってきた現場です。外壁が仕上がり、室内の石膏ボードも張られ、それぞれの形が見えてきました。完成がいよいよ楽しみになってきました。

 

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益城の家_防水工事が完了したとのことで。

2018/02/6

ベランダの防水

2階のベランダの防水が完了したとのことで、その確認に行ってきました。

 


外部の工事は変化なし、ということで早速防水工事の確認へ。それにしても青空が綺麗です。

 


2階ベランダ部分です。畳4枚分の広めなベランダ、ここから花火と山の稜線が一望できます。今回の防水仕様はFRP防水です。構造用合板などで下地を作り、そこにFRP繊維を溶剤と合わせて伏せ込んでいきます。船などの船体にも使われ続けている信頼ある防水です。

 


床部分はもちろんですが、壁部分にも防水を施します。壁部分の防水は床から300mm以上立ち上げなさいとしているので、350mmくらいまで立ち上げられています。

 


こちらは窓の下部分。この部分は床から120mmという設定があります。ここはぴったり120mmで仕上げられています。ここをあまりあげるとベランダへの出入りがしにくくなるのでぴったり高さです。

 


大きなサッシからしっかりと日が差し込んでいます。真南を向いた配置計画、真冬の今の時期でも窓辺はポカポカでした。

 

ということで、今回のレポートはここまで。

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益城の家_進捗状況

2018/02/6

本日も熊本市内は朝からうっすら雪が積もっていました。
みなさま体調にはくれぐれもお気をつけください^v^

さて、益城の家_Tさま邸の現場です。
とても綺麗に整理され、大工さんが丁寧に仕事をしてくださっているのがわかります。
寒い中、お疲れ様です。


こちらのお宅は、熊本地震で被災し、思い出の家を取り壊さなければならず、建て替え工事となりました。
高齢になられたご夫婦と、息子さんで住まわれます。
計画中も、「以前の家の間取りが慣れているので・・・」と何度も何度もおっしゃられていました。
何十年と、そこで生活していたご家族のスタイルは変えたくないとの思いを強く感じ、ストレスにならないように、その以前のスタイルをそのまま・・・そして更に使いやすく快適にということを心がけました。

耐震等級3はもちろん、長期優良住宅、省エネ等級4と安心して暮らしていただける住宅となっています。

 

FAD建築事務所スタッフ
Manami Furuichi

益城の家_大工工事が進んでいます。

2018/01/31

大工の仕事

一月もいよいよ最終日、現場では大工さんが変わらずいい仕事してくれています。

 


玄関を入るとこんなものができていました。スリッパ掛けです、床に置きっ放しだと散らかるスリッパも、こうやっておくと一気に現場内が気持ちよくなりますね。

 


さらにこんなものまでできていました。道具のストックヤード、きっと壁部分には図面とか資料を張ったりするものだと思います。仕事のしやすい現場は、仕上がりもきれいですから完成に期待します。

 


断熱工事、気密工事もじゃんじゃん進んでいます。

 


どうしても気密シートを貫通してしまう水道管。その周りはテーピングとコーキングで隙間を潰してありました。

 


流し台周りは気密工事まで完了のようです。この後石膏ボードが張られ、仕上げのクロス工事へと進んでいきます。床下への断熱工事も進んでいきます。山積みされた床断熱材、隙間なくしっかり敷き込まれていく流れです。

地味な作業が続いて、現場の進捗がわかりにくい時期ですが、少しづつ少しづつしっかりと施工されています。

 

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益城の家_断熱工事が進んでいます。

2018/01/23

外観は変化なし、

外観には変化がありません、透湿防水シートが張り終えていますが、仕上げ工事にはしばらく時間が空きます。

 


外部の工事はしばらくお休みです。

 


室内では断熱工事が進んでいます。写真は今回床断熱で採用しているカネライトフォームFX、かなりの高性能断熱材で熱伝導率が0.022という製品です。これを根太の間に敷き込んでいきます。

 


根太も並んでいます。

 


屋根部分のアイシネン断熱は完了しています。壁断熱用の先張りシートが見えています。

 


壁と床部分の先張りシート、根太床なのでなかなか面倒な気密工事になっています。

 


2階部分の断熱工事はほぼ完了。断熱材も大切ですが、その断熱性能を長く保たせるためにも、気密シートの確かな施工は重要です。壁体内への水蒸気の侵入と、その名前の通り気密を取るため(隙間をなくすため)にこのシートは作用します。

 

今回のレポートはここらでよかろか、「チェスト!」

 

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益城の家_外壁防水シート張りも進んでいます。

2018/01/16

外壁防水シート(透湿防水シート)張り

あっという間に年も明けて現場も本格始動。外壁の防水シート張りが始まりました。

 


今回の建物は実は2階建、これまで外観の写真をアップしていませんでしたね。平屋でも納まる計画だったのですが、この家のタイトルにもあるように、思い出は2階にありました。夏の花火大会や、窓から見える遠くの山の稜線。どれもこれも地震前の大切な思い出ということで、2階に一部屋設け、そんな懐かしい眺めを作っていきます。

 


透湿防水シートが張られていますので、早速上下方向の繋ぎ目の重ね幅チェック。青い点線で「ここまで重ねなさいよ」とシートにも書いてあるので、基本的にクリアしていますが、念のため実測です。

 


サッシ周りの張り付け状況(シートにうっすら黒い帯が見えますね)や、

 


忘れがちな掃き出し窓の下側などのシート状況を確認して回り、

 


前回に引き続き、構造部分のチェックです。写真は、外壁周りに使っている構造用合板の釘留め状況。緑の刻印があるように、パネルの外周部は釘の間隔を100mmで留めるように指定してあります。また中間部とあるのは、写真左側に少し見えているパネルの中心(右手繋ぎ目から455mmの位置)のことで、ここは200mm間隔で留めるように書いてあります。どちらも基準クリアです。

 


仕口金物の確認です。設計図と現場の内容を照合します。

 


断熱材であるグラスウールも届いていました。中央部に印刷してある「呼び厚さ、R、λ、密度」これが断熱性能に直結する数値です。もちろん設計で指定しているものが搬入されていました。

 


その断熱材の伏せこみ状況。しっかりと施工されていました。

 


現場の内部はこんな感じ、屋根部分はアイシネン吹き付け断熱なので、その下地作りが進んでいます。写真右手の屋根裏に少し見えるのが下地材です。

 


屋根のガルバリウム鋼板張りも進んでいますが、ここは実に細やかな部分です。屋根の下地に使うのは針葉樹合板と呼ばれる厚さ12mmのベニア板です。その屋根面はガルバリウム鋼板が葺かれるので問題ないのですが、写真で見えている部分(屋根の裏側になる部分)はベニア剥き出しになってしまう部分です。出来上がってしまえば、この部分には軒樋が取り付くので見えなくなります。それでも、ベニアの劣化を防ぐために、ガルバリウム鋼板を張っています。その左側にも少しベニア見えていますが、この部分には幕板が取り付くので大丈夫です。

 


別の現場ですが、野地板保護板金とした部分がこれです。

 

以上、現場は着々と進んでいます。まだまだ先は長いですが、良い家づくりになるようしっかりと設計監理していきます。

 

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益城の家_構造金物が続々と装着。

2018/01/11

構造金物の取付が進んでいます。

前回に続き、構造部分の工事が進んでいます。木造ですが、金物により補強されていますので、設計通りの金物なのか、使用方法に問題ないかなどの確認をしていきます。

 


羽子板ボルトと呼ばれる金物が使われています。また、梁材の下にE110以上という刻印も見えますね。どちらも、構造計算の上で安全と耐震等級3を確保するために指定されたところです。

 


ちなみに設計図ではこんな風に表現しています。( )内の数字がそれぞれの継手仕口(金物や補強)の仕様を表しています。ちなみに、(3)のところが羽子板ボルトによる補強部分です。

 


少し梁に勾配があるため、部分的に鋼製の火打ち梁を使っています。

 


こちらは筋交い金物、指定されたビスで、指定されたビス穴に必要本数を必ず留めつけます。

 


梁と梁との継手を補強する短冊金物に、

 


柱頭仕口(柱と梁をつなぐ部分)を補強する柱頭金物、柱が梁から抜けるのを防止し、これはホールダウンボルト金物と連動するものです。ホールダウンは基礎から柱が離れようとする力をカバーし、こちらは柱の頭の抜けを防止する部分なんですね。

 


現場内も随分家らしくなってきました。棟梁の松本さんも納得のようでした。どんどん寒くなっていきますが、これからも良い仕事お願いいたします。

 

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益城の家_本体工事始まる。

2017/12/7

本体工事始まる。

現場は本体部分の工事が進んでいます。基礎コンクリートの打設から、土台が敷き込まれれ、上棟ののち屋根の防水工事まで来ています。

 


設計通りの基礎高さに仕上がっています。鋼製型枠の高さが450mmなので、ギリギリの440mmを設計高さとして、少しでも床下空間が取れるようにしています。将来メンテナンスで床下へ潜ることが必ずあります、その時に動きやすい方がしっかりとしたメンテナンスもできるはず。そんなことを想像しながら高さを設定しています。もちろん、構造強度のことも含めてですね。

 


基礎と土台の間に敷き込まれる基礎パッキンと呼ばれるのもです。樹脂製のものが普及していますが、うちの設計では最近このステンレス製を標準としています。より長く使えるものをという理由から選定しました。

 


土台継手とアンカーボルトの位置関係。地味なところですが、非常に重要な部分だと思います。よその現場ではこれが守られていないところをよく見かけます。基礎屋さん、プレカット屋さん、木材屋さん、大工さん、そして設計者との打ち合わせができていないとうまくいかないようです。現場管理される監督さんの気付きも大きく影響するところです。

*右側の土台が男木、左側の土台が女木、男木が女木を押さえ込む役割があるので、右側の土台にアンカーボルトが必要になります。

 


ホールダウン金物とホールダウンボルトの締結状況。ボルトサイズはφ16と一定ですが、金物の方にはその必要とする耐力により種類がいくつかあります。現代の住宅ではこの金物の高強度化が進んでいるので、設計との照合は必須です。忘れていけないのは、基礎の段階でのボルトの埋め込み長さ。強い引き抜き力(基礎から抜けようとする力)が働く部分では、ボルトの埋め込み長さにも注意が必要です。できる住宅会社はこんなところにも気配りしていますから、「ホールダウンボルトの埋め込み長さって幾つですか?」質問してみるのもいいですね。

*きっちり答えられないところはちょっと不安です。

 


柱のサイズとか、

 


筋交いのサイズとか、

 


屋根の垂木(屋根を作る重要な下地)を建物本体へ固定するビスなどを確認し、

 


屋根防水紙(アスファルトルーフィング)の重なり幅や、

 


壁への立ち上がり寸法などをチェックしたところで、今回の現場レポートは終了です。

 

全体的に職人さん不足とのことで、ゆっくりとした進捗になっていますが、問題なく工事は進んでいます。この調子で、いい住宅ができるのを祈念します。

 

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益城町の家_基礎配筋の検査してきました。

2017/11/5

基礎配筋の検査

基礎工事が始まっています、今回は基礎の配筋検査を行ってきました。設計で指定した配筋になっているかどうか、その素材と加工方法、組み方などを確認していきます。

 


まずは底板部分の配筋です。鉄筋がD13というサイズで、縦横どちらも@200(ピッチ200)で組まれています。

下に見えるビニールシート、これは地中からの湿気を遮断する防湿シートと呼ばれるものです。このシートの幅が1mなので、必ずどこかで繋がないといけません。写真でいうと左端に見えるところです。この部分も重なり幅は150mmと決められていますが、現場では200mm以上とってありました。

もう一つ写真に写っている四角い物体。6面体であるためサイコロと呼ばれますが、これは鉄筋と土との接触を避けるために鉄筋の下に敷きこむものです。正式にはスペーサーといい、鉄筋コンクリート造の壁などにはドーナツと呼ばれるスペーサーが使われます。


写真の中の黄色い輪っかがドーナツです。半径が40mmとかいくつかの設定があり、鉄筋のカブリ厚さを調整していきます。


こちらは、鉄筋のサイズを確認しているところ。スケールで測っても分かりにくいので、鉄筋に刻印してある13という数字を探します。写真の中央付近に刻印があるの見えますか?設計通りのD13が使われています。


最初の写真と同じようなカットですが、見ているところが違います。こちらは、鉄筋の継手部分を確認しているところです。横方向の鉄筋が重なっているところがありますね、ここを継手といいうちでは40d(鉄筋の呼び径×40)確保としています。今回はd13なので、520mm以上設けるよう指定していましたが、現場ではそれ以上の800mm確保を確認しました。鉄筋も素材長さがあり、最長6mで現場に搬入されます。現場では6m超えの基礎はざらにあるので、こういった継手はいたるところに出てきます。


基礎開口周りの補強状況に、


主筋(横方向にある上の2本の鉄筋)の間隔にも指定があります。通常、この主筋は1本の場合が多いのですが、耐震等級3を確保しているこの建物の構造計算で、一部主筋が2本必要な部分が出てきました。D13の鉄筋を2本、そしてその間隔を70mmという設計です。この70mmにも意味があるのですが、込み入った話になるので、もし詳しく聞きたいという方は下記お問い合わせから質問ください。

このほか、立ち上がり鉄筋の種類やサイズ、底板への定着長さなどなど必要な検査を済ませました。指摘事項は一箇所、先の写真にあった主筋の間隔70mmを確保というところだけでした。写真の通り、確保できたので無事合格です。

 

次は、基礎コンクリートが打設され、いよいよ木工事へも移っていきます。レポートは続きますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

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