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益城町の家_基礎配筋の検査してきました。

2017/11/5


基礎配筋の検査

基礎工事が始まっています、今回は基礎の配筋検査を行ってきました。設計で指定した配筋になっているかどうか、その素材と加工方法、組み方などを確認していきます。

 


まずは底板部分の配筋です。鉄筋がD13というサイズで、縦横どちらも@200(ピッチ200)で組まれています。

下に見えるビニールシート、これは地中からの湿気を遮断する防湿シートと呼ばれるものです。このシートの幅が1mなので、必ずどこかで繋がないといけません。写真でいうと左端に見えるところです。この部分も重なり幅は150mmと決められていますが、現場では200mm以上とってありました。

もう一つ写真に写っている四角い物体。6面体であるためサイコロと呼ばれますが、これは鉄筋と土との接触を避けるために鉄筋の下に敷きこむものです。正式にはスペーサーといい、鉄筋コンクリート造の壁などにはドーナツと呼ばれるスペーサーが使われます。


写真の中の黄色い輪っかがドーナツです。半径が40mmとかいくつかの設定があり、鉄筋のカブリ厚さを調整していきます。


こちらは、鉄筋のサイズを確認しているところ。スケールで測っても分かりにくいので、鉄筋に刻印してある13という数字を探します。写真の中央付近に刻印があるの見えますか?設計通りのD13が使われています。


最初の写真と同じようなカットですが、見ているところが違います。こちらは、鉄筋の継手部分を確認しているところです。横方向の鉄筋が重なっているところがありますね、ここを継手といいうちでは40d(鉄筋の呼び径×40)確保としています。今回はd13なので、520mm以上設けるよう指定していましたが、現場ではそれ以上の800mm確保を確認しました。鉄筋も素材長さがあり、最長6mで現場に搬入されます。現場では6m超えの基礎はざらにあるので、こういった継手はいたるところに出てきます。


基礎開口周りの補強状況に、


主筋(横方向にある上の2本の鉄筋)の間隔にも指定があります。通常、この主筋は1本の場合が多いのですが、耐震等級3を確保しているこの建物の構造計算で、一部主筋が2本必要な部分が出てきました。D13の鉄筋を2本、そしてその間隔を70mmという設計です。この70mmにも意味があるのですが、込み入った話になるので、もし詳しく聞きたいという方は下記お問い合わせから質問ください。

このほか、立ち上がり鉄筋の種類やサイズ、底板への定着長さなどなど必要な検査を済ませました。指摘事項は一箇所、先の写真にあった主筋の間隔70mmを確保というところだけでした。写真の通り、確保できたので無事合格です。

 

次は、基礎コンクリートが打設され、いよいよ木工事へも移っていきます。レポートは続きますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

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