【飛熊の家_MTH】ユニットバスが据え付けられています。
2017/07/3
ユニットバスの搬入・組立
現場では、朝一番でユニットバスの搬入、そして組立が行われています。朝日が差し込む浴室は、なんだか綺麗でした。
まずは、床のユニットが敷き込まれていきます。今回採用のユニットバスは、まるごと断熱(パナソニック)が施されたソシエVと言うユニットバス。その名の通り、浴室のユニットをすっぽりと断熱されています。
浴槽もこんな感じで、発泡スチロールに包まれています。これならお湯も冷めにくいと思います。
ちょっと寄ってみてみます。
住宅そのものが高断熱化されているので、このくらいの厚さの発泡スチロールでも十分でしょう。このユニットバス、今日中には据付が完了するとのこと。仕上がりが楽しみというか、まるごと断熱の効果を早く体感したいところです。
段下がりの書斎
こちらの写真は、この住宅の特徴でもある段下がりになった書斎です。
一般床から、40cm低く作られています、階段2段分です。写真の状況はというと、床の下地が基礎コンクリートの土間部分に作られ、そこに断熱材を敷き込み、気密シートで覆われています。立ち上がり部分も同じで、壁下地が組まれ、断熱材を施し、気密シートで覆っていきます。床断熱を採用していますので、周りの床下空間との断熱・気密区画が大事になってきます。
造作枠が到着してきました。
いよいよ、FAD建築事務所がデザインする住宅で特徴となる、木製造作枠がじゃんじゃん搬入されてきました。いつ見ても、この小口にマークされたスケッチをみると萌えてしまいます。
設計段階で、建具枠を全て検討し、その図面を木材屋さんへ渡します。その図面がこちら。
すごく細かな寸法まで書き込んでいきます。もうかれこれ10年くらいこの枠書いて、作ってきましたから、ほぼパターン化してきました。最初の頃は、いちいち大工さんに、これはこの寸法で納まりますか?とか、しつこく聴きまくってました。納まるかどうかがわかると、今度はどういった順番で組まれていくのか?どんな道具を使っていくのか?設計をする者は、そこまで把握(気を配ると言う意味)していないと、いいデザインができないのは当然、何と言っても現場の流れが悪くなっちゃいます。最悪作り変えとか、それはもう設計者の責任だと思うんですよね。
だから、この枠材が搬入されて、あの小口のスケッチをみると、この枠材に関わる全ての人のことを自然と想像してしまい、背中がゾックっとしちゃうんです。まぁ、これが「萌え」なんでしょうね。
と、今回はここまで。また次回の進捗ブログをお楽しみに。