【飛熊の家_MTH】いよいよ棟上げなのだ!
2017/05/20
まずは集合!
いいお天気です、最高の上棟日和。朝7時30分には大工さんやクレーン屋さんが現場でスタンバイ。作業開始の準備を進めています。8時30分、一旦手を止めていただき全員集合。
施主の紹介、そして施主からのご挨拶をいただき、棟梁の掛け声のもと作業開始です。
建物の四隅にお神酒とお米とお塩を盛っていきます、四方固めの儀ですね。工事の安全を祈念します。
作業開始、安全第一で。
段取り良く柱が建てられていき、徐々に家のフレームが見えてきました。大工さんたち軽々と柱を持っています。僕もチャレンジしましたが、フラついて邪魔なだけでした。
柱の上に、梁や桁が掛けれれています。方形屋根を持つこの住宅も、この時点ではその特徴は見られません。この後、特徴的な隅木が乗っていくのですが、午前中の作業はここまで。
お昼の休憩、そして午後の作業。
そしてみんな揃ってのお昼ご飯。施主が準備してくれた、超豪華なお祝い弁当を頂いたのですが、食べるのに夢中で写真撮るの忘れてました。これは、最後に残っていたお弁当の包み紙。ごちそうさまでした。
透き通るような青い空に、クレーンの黄色が綺麗です。
いよいよ、登り梁と隅木が掛けられました、迫力です。現代の家づくりの主流である木材のプレカット。この方形造りは苦手なようです。細部の取り合いは現場で大工さんが手加工していきます。ここから普通の家の棟上げ作業より時間がかかり始めます。ゆっくり綺麗に美しくです。
垂木も掛かり始めました。方形屋根では、掛ける垂木の半分上は長さがバラバラです。写真のように、隅木に掛かる部分はその場で長さを測って、ぴったりの長さに加工していきます。プレカットでなく、昔ながらの大工さんの手加工であれば、この作業は事前に済んでいたのかもしれませんね、どうなのかな?
そして屋根下地が張られ、すっかり形が見えてきました。
室内からはこんな感じになってます。整然と並んだ垂木が綺麗です。
屋根の一番上の部分です。いろいろ隙間が空いてますが、これはワザとですよ。この隙間をぬって、屋根で熱くなった空気を屋外へ排出します。いわゆる、屋根通気です。中央のでっかい柱は、換気棟を取り付ける際に長さを調整してカットします。
3時の休憩時間。現場は広いのですがまだ日陰がありません。ここは現場脇の木陰、自然とみんなここに集まってきます。涼しいところで、施主からの差し入れ冷たいアイスキャンディー。おいしかったです。
この日の最後に棟札を準備しています。施主ご家族と設計と棟梁の名前をお札に書き込み、神社さんから頂いたお札を一緒に取り付けます。
棟木がないので、大黒柱の一番上に取り付けています。仕上がってしまえば天井裏で見えなくなるところですが、すごく丁寧に取り付けられました。毎回、このいっときは感慨深い時ですね。
無事の上棟を施主にねぎらってもらって、また明日からの家づくりに繋げていきます。「本日は本当にお疲れさまでしたぁー」と皆で掛け声。と、屋根の上から小気味良いトントントンという音が聞こえてきます。写真に足だけ写っています、屋根屋さんです。大工さんが屋根下地を張り終わらないと張れない、防水シートアスファルトルーフィングを張られてます。いつもいつも最後最後の作業ありがとうございます。
チームワークの力。
ということで、無事の上棟となりました。途中、登り梁が破損するというなかなか見られないアクシデントに見舞われたのですが、大工さん、木材屋さん、プレカット工場の見事な連携で、その登り梁のトラブルも見事解決。
こんなチームワークでこれからの作業にも取り組んでいきます。形がすっかり見え始め、ますます完成が楽しみです。ありがとうございました。