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日よけ設置で暑い夏を快適に。かっこよく日よけを張ろう!

2016/08/9


暑い暑いって毎年いってるけど・・・

いよいよ8月ですね。それにしても今年は例年になく暑いように感じますが、皆さんはいかがですか?僕だけなのかと気になったので、ちょっと調べてみました。

気温の違い
これは気象庁が提供している過去の気象データを切り取ったものです。簡単にということで、去年2015年7月と今年2016年7月の気温部分だけ比べてみました。去年も暑い暑いと言っていたようでしたが、やっぱり今年の方が暑いようです。赤丸が比べてみて暑かった日です。今年の方がはるかに赤丸が多い、僕だけがボケていたわけではないようです。

さて、そんな暑い日が続いて一月以上。自宅の西側の部屋(子供部屋)が例年以上に暑い、西日対策をせねばと毎年思っていたのですが、今年やっと手をつけることができました。せっかくやるなら、備忘録をということで作業の流れを書いてみます。対策の内容は以下の通り。

”西日が西側の窓及び外壁に直接当たらないように、日よけをかっこよく取り付ける”

まずは、準備物です。工具がないとなかなか手を出しづらいところですが、家のメンテナンスを考えれば自前のものを準備しておいてもいいでしょう。特にインパクトドライバーはあればものすごく便利です。

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左から、金槌・ハサミ・鉛筆・コンクリートドリル・ドリルチャック・ペンチ・ビニールテープ・メジャーそしてインパクトドライバー。それぞれの使い方は流れの中で解説します。

今回日よけに使った材料です。

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木綿のヒモ・ヒートン・コンクリートアンカープラグ・日よけ。遮光性の違い、丈夫さなどで価格の違いがあるようです。数シーズン使うつもりでちょっといいものの方を選びました。シーズン中に破れたりすると結局無駄になるので、いいものをより長く使うことを選択。

取り付け作業開始。

準備ができたところで、いよいよ作業開始です。まずは、取り付け位置の確認です。

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ここが西側面です。お隣さんも平屋で、間隔も広いので西日は差し放題です。二段構えの窓が子供部屋の窓で、手前の小窓は玄関の窓。玄関は今回はいいかということで、子供部屋の窓と外壁をスッポリ囲うことにしました。長さが4mになります。使う日よけは、2m×2mを2枚使いです。

日よけを掛けるためにヒートンを取り付けます。取り付けイメージはこんな感じ。

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このヒートン、ご存知の通り手でグリグリと回すと、ネジが木部にめり込んでいきます。が、手で回し続けるのは辛い。労力を少なくするためと、綺麗に仕上げるために、ヒートンを打つ位置を、日よけにあいてる穴に合わせてマーキングします。ヒートンの下に見える鉛筆の印がそのマークです。

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マークしたところをインパクトドライバーに木用のキリをセットし、下穴を開けます。ヒートンのサイズにあった下穴にしましょう。すごく楽にヒートンを綺麗に楽に締め付けることができます。綺麗にというとこ大事です。

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下穴にヒートンをグリグリと。

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日よけにある穴の数だけヒートンをグリグリと。取り付け完了です。

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取り付けたヒートンに、日よけを吊っていきます。ヒモも劣化しにくいものを選んでみました。こちらのヒモは日よけにセットで付いていたものです。

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2枚を並べて吊っています。2m幅の日よけを2枚で4mの幅を確保し高さが2mになっています。

次は、日よけを下から引っ張るために、ブロック塀にもヒートンを取り付けます。そのままでは取り付けできないので、コンクリートアンカープラグを使います。アンカーを打ち込んだ状態はこんな感じです。

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コンクリートブロックに、プラグ打ち込みのための下穴を開けていきます。

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インパクトドライバーにコンクリート用のドリルをセットし、思いっきりグリリリィーっといきます。アンカープラグにあった下穴サイズで所定の深さまで掘り進みます。ドリルに白いビニールテープを貼っていますが、そこまで掘り進むとアンカーにちょうどよい深さになります。

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空いた穴にプラグを差し込み・・・

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金槌でトントントン。下穴の中にコンクリートクズが残っていると入りにくくなるので、フーフーって埃を吹き飛ばしておいてください。

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打ち込み完了。なんかこの状態いつ見ても好きなんですよね。かわいいというか、なんというか。ホームセンターに行くとこのアンカープラグは売ってありますが、サイズごとに色が違います。このオレンジ系は径が5mmの物で、黄色だと6mmになってます。その彩りもかわいいんで、ついつい買いすぎてしまいます。

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んで、ヒートンをグリグリとねじ込みまして、

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日よけの穴に通したロープをヒートンに回します。

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ロープをすべてに通し、それぞれにちょうどよいテンションをかけてやると、こんな風にサマになります。街でよく見かけるヨレヨレに張ってある日よけを目にしますが、せっかくやるなら見た目も美しくやりたいですよね。コツはいかに効率良くテンションかけられるかです。それを考えながら、ヒートンの取り付け位置を決めていきましょう。

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窓だけじゃ威力を発揮できない!

裏からも気持ち良くできました。見た目はテンションで調整したが、日よけの効率のよい使い方は、その幅の見極めです。今回、幅方向は子ども部屋の壁を全部覆う4mにしました。これも良く見る光景ですが、窓の部分だけしか日よけしていないお宅が多いです。窓から直接日が差し込むから、そこをカバーするというのも確かにわかりますが、西日といいながらその日差しだけでなく、本来は熱を遮りたいのです。

「直射日光だけを室内に入れない」のであれば窓の範囲だけでいいわけですが、熱となれば壁も範囲に考えるべきなんです。西日の熱で暖められた外壁の熱は、温度の低い室内へじわりじわりと熱移動してきます。これが、日が落ちた後でも部屋の中が暑くなる熱の流れなのです。それを和らげるためには、壁へあたる西日もカットすることなのです。

性能だけでなく、かっこよさも重要なんです。

今回の日よけ設置で、無断熱の自宅西側壁の表面温度は2度ほど下がりました。数値的にはその程度でしたが、体感的にはずいぶん違うようです。夜の熱気ムンムンがだいぶ和らぎました。視線を程よく遮りながら、気持ちのいい日は窓全開フルオープンもできます。見た目にもすっきりとかっこよくまとまったのではないでしょうか。築40数年の古い平屋ですが、手を入れるとそこそこいい雰囲気を出してくれます。

最近は、サイズも素材も色々あるようです。エアコンの温度を下げるだけに頼るのでなく、こんな日よけをつけてみると、エアコンの設定温度を上げることも可能です。家計にも優しい日よけの設置、ぜひチャレンジしてみてください。

 

 

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