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緑が入ると家になります。

2015/02/13


暦の上ではもう春なんですね。昨年末に引き渡しが済んでいた住宅の植栽工事が進んでいます。やっぱり緑が入るとそれまで建物だったものが、一気に家へと変化していきます。まだ新緑の季節ではないので、芝や木々たちも茶色ですが、完成を控えた植栽工事をご覧ください。

道路からのアプローチ

道路からのアプローチ



赤いポストが見えますね、あの脇が玄関です。右手の一段高くなったところが中庭です。手前が駐車スペースで、その先に河砂利が敷かれています。中央でカーブを描いているのは飛び石の設置場所。

中庭は

中庭は



中庭です。こちらは植栽でなく石張りになります。コンクリートの下地がつくられていますが、外周部と中央部に隙間が空いています。この部分で雨水の排水が促されます。石も風合いある感じのいい石です。

玄関脇の緑のスペース

玄関脇の緑のスペース



玄関脇にメインとなる緑が配されています。玄関ホール足下にある滑り出し窓からもれる明かりが、夜の帰宅を緑越しに迎えてくれます。

IMG_3471

道路沿いにも緑を



道路側にはフェンスやブロックなどの囲いはありません。街に対して開いたレイアウトになている今回の住宅。直接窓へ向かいがちな視線を、手前に置いた緑に向かうようにちょっとボリュームを持たせています。

車庫廻りには板塀

車庫廻りには板塀



隣地境界には板塀がつくられました。隣のお宅のリビングがちょうどこの位置あたり、窓を開け易いように目線を外しています。車庫も木造っぽいですが実は鉄骨造なんです。

鉄骨から木がニョッキと

鉄骨から木がニョッキと



黒く塗られている部分が鉄骨です。建替えだった今回の計画、鉄骨にスレート葺きの車庫もついていました。

リニューアル前の車庫

リニューアル前の車庫



こちらが元々あった車庫です。立派な鉄骨造でしたが、工事中にクレーンのセットとか重機の出入りに支障ありでした。ぶつけて壊してからでは遅いので、鉄骨の母屋を途中から切断しました。その部分が先の写真です。ぽっかりと空いた母屋の口に、角材をぴったりサイズに製材してもらって車庫のリニューアルです。いい感じで仕上がったと思います。

鉄骨だからこそ

鉄骨だからこそ



車庫の脇には外洗い場があります。洗い場に欠かせない亀の子タワシがかわいくぶら下がってました。鉄骨の柱なので、磁石付きのフックが張り付いています。こんな風に使われ続けると車庫もうれしいでしょうね。確か築30年?くらいだったと思います。予想を超える仕上がりに誰もがいいね!という車庫でした。

今日明日でこの植栽工事も完了予定です。室内にちょっとだけやり残しの工事があるのでそれを月末に予定しています。それが済めば、新緑芽吹く頃に写真撮影。予約制の拝見会も予定していますので、ご期待ください。

FAD建築事務所では、敷地と近隣、そして外部空間との繋がりがその住宅の心地よさを左右すると考え、プロの造園家に協力を頂き、お客さまと直接契約いただいています。

有限会社 山口農園 担当 山口隆司さん
熊本市東区戸島西7丁目4-5
096-367-0092

 

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